福岡で会社経営している人や個人事業主の方で、お金を借りたいと思っていませんか?
資金調達する方法はさまざまあります。
ただし今すぐに現金が必要という切迫した状態であれば、ビジネスローンの利用も検討すべきです。
ここでは福岡で資金調達する方法や、ビジネスローンを利用するときの借入先の選び方についてまとめました。
もしもの時のための参考にしてください。

福岡で資金調達する方法とは?

福岡で資金調達する選択肢はいくつかあります。
主だった方法として、以下の手法があげられます。

1.銀行融資
2.公的機関の活用
3.ファクタリング
4.ビジネスローンの利用

それぞれに異なる特色がありますので、ここで詳しく見ていきましょう。

銀行融資

おそらく資金繰りを考えるにあたって、多くの経営者が真っ先に思い浮かべるのは、銀行融資でしょう。
金融機関からの融資が受けられれば、資金繰りが安定して経営も安定します。
銀行融資のよいところは融資額が大きく、金利も低めに設定されているのでコストがかからない点です。

銀行にもメガバンクから地銀までさまざまなものがあります。
中小企業であれば、地銀をメインバンクにするのが一般的です。
福岡で融資先を探すのであれば、福岡が本拠の地銀を探すのがよいでしょう。
メインバンクだけでなく、サブバンクも福岡を本拠にした金融機関に据えてみましょう。
複数のところと取引ができ、融資も受けやすくなります。

福岡を地盤にする地銀を見てみると、2022年現在5つほどがあります。
この中から融資先を絞り込んでいくとよいでしょう。

また福岡には信用金庫もあります。
こちらを利用するのも一考です。
とくに年商1億円以下のような、体力のあまりない会社にもおすすめとなります。

信用金庫は地銀よりも、さらに地域密着性が高いのです。
このため地元にある信用金庫をメインバンクにして、よいお付き合いができれば資金繰りも安定するでしょう。

また福岡を地元にしている地銀以外にも、隣県の地銀を活用する方法もあります。
隣県など近くの県を地元にしている地銀の中には、福岡県に進出しているところもあるのです。
このような地銀では福岡の営業拡大に積極的なところもあって、融資に前向きな銀行も見られます。
このようなところとうまくお付き合いすれば、資金調達もやりやすくなるかもしれません。

公的機関の活用

銀行融資の場合業歴が浅い、赤字経営など問題のある企業は、なかなか融資の受けられない恐れがあります。
その場合には公的機関からの資金調達が選択肢に入ってくるでしょう。

まずは日本政策金融公庫での調達です。
政府が100%出資していて、民間の銀行では対応できない案件を対象に、融資などの援助を行っています。
日本政策金融公庫は日本全国に支店を展開していて、福岡も例外ではありません。
銀行からの融資が厳しそうであれば、日本政策金融公庫で相談してみるとよいでしょう。

もしくは制度融資を活用する方法もひとつの手です。
自治体では地元企業の支援を行って、地場産業を支えることも珍しくありません。

福岡県の場合、福岡市は手厚い制度融資を用意しているとして評判です。
たとえば商工業振興資金として短期の運転資金で3,000万円、長期の設備・運転資金では1億円までの融資に対応しています。
また経営力強化資金として、2億8,000万円までを上限として、融資を実施しています。
地方自治体によって融資の内容はまちまちなので、自分の会社のある自治体の制度はどうなっているか、まずはチェックしてみましょう。

ファクタリング

近年注目されている資金調達方法として、ファクタリングがあります。
ビジネスをしていると、売掛金を保有している企業もあるでしょう。
ファクタリングはまだ回収されていない売掛金を現金化することで、資金を確保する方法です。

ファクタリングは売掛金の買取サービスです。
つまり借入金ではないわけで、後日返済義務が生じません。

しかもスピーディに現金化できるのも、人気の理由です。
銀行融資の場合、少なく見積もっても融資実行されるまで数週間要します。
場合によっては1か月以上かかることもありえます。
公的融資も同様です。

一方ファクタリングの場合、迅速に現金を用意してくれます。
最近ではITを活用しているところも多く、最短即日・数時間で現金化対応しているところもあるほどです。

また手持ちの売掛金を現金化する方式なので、融資のように返済能力や信用力はあまり重視されません。
赤字決算のような経営悪化している会社でも、利用できる可能性があります。
売掛金がいくらあるのか、期日までに取引先がきちんと代金を払ってくれるかなどが、審査されるだけです。

ただしファクタリングを利用するにあたって、注意すべきポイントがあります。
それは手数料の高さです。
調達コストがそれなりにかかってしまうので、留意したほうがよいでしょう。

ビジネスローンの利用

銀行融資や公的機関による支援も受けられないという会社もあるでしょう。
もしこのような企業があれば、危機的な状況といえるかもしれません。

まず公的機関は基本企業救済で、融資などの支援を実施しています。
融資対象のゾーンを銀行融資よりも、広めにとっています。
ところがその公的機関でさえ融資を断るというのは、経営に深刻な問題を抱えていることがうかがえるでしょう。

また公的機関や金融機関への資金調達に手間取っていて、資金もショートしてしまう危険性が、高まっているケースも考えられます。
そうなるとできるだけ早く資金を確保する必要があります。
そこでビジネスローンの活用をしましょう。

ビジネスローンは銀行融資の審査に引っかかってしまった企業を、対象にした商品です。
つまり銀行融資を断られた場合でも、ビジネスローンを使って資金調達できるかもしれません。
ビジネスローンでは会社の経営状況が悪くても、経営者個人の信用力があれば連帯保証人になることを条件に、融資してくれる場合もあります。

また融資までの手続きがスピーディなところも、ビジネスローンがおすすめの理由です。
銀行融資の場合、資金確保できるまでに数週間から1か月程度はどうしても時間が必要です。
一方ビジネスローンの場合、最短即日・かかっても数日で融資実行されます。

銀行融資が受けられない、資金ショートを起こしそうな場合にはおすすめです。
また銀行融資が受けられてもそれまでの資金繰りに問題があれば、つなぎ融資で利用する選択肢もあります。
福岡のビジネスローンの選択肢はさまざまです。
大手消費者金融から福岡を本拠にしている中小の金融業者まで、多くのビジネスローンがあります。
自分たちの状況を鑑み、ベストの選択肢を見つけましょう。

ビジネスローンの選び方のポイント

福岡で資金調達するにあたって、ビジネスローンを活用するのもひとつの選択肢です。
ビジネスローンはさまざまな商品があるので、自分たちにとってベストのところを見つけることが重要です。
そのためには比較するポイントがいくつかあります。
主だったものとして、以下の項目はチェックしておいたほうがよいでしょう。

1.金利
2.融資のスピーディさ
3.融資条件
4.融資限度額

金利

まず気を付けるべきポイントは金利です。
なるべく低金利のビジネスローンの中から選びましょう。

ほとんどのビジネスローンで、金利に幅をもたせています。
利用額によって変わってきて、まとまった額になると金利も低くなります。

そこで自社ではどの程度の資金を借り入れる必要があるのか、その場合どのビジネスローンの金利が低いのかで、比較しましょう。
お金が必要でやみくもに借入先を選んでしまってそこが高金利だと、後々返済で資金繰りが厳しくなります。
借り入れた後の返済のことも考慮して、借入先を探しましょう。

融資のスピーディさ

ビジネスローンを利用する経営者は「今すぐ現金が必要」と、切迫しているケースが多いはずです。
この場合融資実行までの期間も、比較したほうがよいでしょう。
ビジネスローンの中には、最短即日融資に対応しているところもあります。
緊急的に資金調達する場合には、このようなところから申し込み先を絞り込むとよいでしょう。

中にはWeb完結で申し込めるような、ビジネスローンもあります。
インターネットで申し込み手続きが完了でき、来店する必要がありません。
本業が忙しくてなかなか店舗を訪問できる時間がないという人は、Web完結のビジネスローンに申し込むのも一考です。

融資条件

ビジネスローンの商品概要をチェックするにあたって、融資条件がどうなっているかを確認しましょう。
融資条件が数多くと設定されているところは、審査も厳しいと推測できます。

一方「法人もしくは個人事業主」のように事業を営んでいれば、誰でも申し込めるというビジネスローンもあります。
このようなところの審査は、そこまで厳しくないことがうかがえるでしょう。

もし業歴が浅い・財務状況が芳しくなければ、年商や業歴など細かな条件の設定されていない、ビジネスローンを選んだほうがよいでしょう。

融資限度額

融資限度額がいくらなのかについても、チェックするのがおすすめです。
とくにまとまった資金を借り入れる必要がある、今後そのような事態が起こりうる会社は、要チェックです。

ただし利用限度額が大きくなると、それだけ審査も厳しくなりますので注意してください。
また審査はクリアできても、審査の結果こちらの希望する額を下回る金額しか融資されない場合もあります。

できるだけ早く!ビジネスローンで資金調達するコツ

ビジネスローンを利用しようと思っている人の中には、とにかくできるだけ早く資金を確保しないといけないという、経営者もいるでしょう。
その場合申し込む際に、いくつかコツがあります。
即日融資を受けるためのコツについてまとめましたので、参考にしてください。

申し込みはお昼まで

即日融資の場合、銀行振り込みで資金提供のされることがほとんどです。
そうなると銀行の営業時間までに、振り込み実行されないと入金反映されません。
銀行は平日15時までの営業です。
中には即日の振り込み対応は、14時30分までとしている金融機関もあります。

ビジネスローンに申し込んで審査通過し、振り込み実行されるまでには、少なく見積もっても数時間かかります。
となると確実に即日融資を受けるためには、正午までに申し込みを済ませておく必要があるわけです。

必要書類を準備しておく

ビジネスローンに申し込む際には申込書のほかに、必要書類も提出しなければなりません。
ビジネスローンによってさまざまなものの、一般的には経営者の本人確認書類と決算書もしくは、確定申告書が必要です。
そこで申し込む際には、必要書類が手元にある状態に整えておきましょう。

もし不備があれば、再提出を求められます。
その分審査に手間取り、即日融資が間に合わないことも起こりえます。

必要書類は各ローン会社のホームページに記載されているでしょう。
申し込む前にどういった必要書類を用意しなければならないか、チェックしておきましょう。
中には印鑑証明書や住民票など役所などで手配しておかないといけない、必要書類を求めてくるところもあります。

複数に申し込む

ビジネスローンの審査基準は業者によってまちまちです。
そのためあるところでは審査落ちしても、別のところなら融資を受けられる場合もありえます。

そこで複数の借入先を確保しておくことも大事です。
ただし複数の業者へ同時並行で、ビジネスローンの審査はお願いできません。
審査が重ならないように審査結果を受け取ってから、次の会社に申し込む形にしましょう。

福岡でビジネスローンに申し込むにあたってのまとめ

会社経営を続けるにあたって、無視できないのは資金繰りです。
いくら黒字を出していても、資金繰りに行き詰ってしまえば経営危機、最悪倒産の憂き目を見てしまいます。

そこで資金調達の方法を、数多く確保しておく必要があります。
とくに支払期限が喫緊にあるのであれば、スピーディに資金調達を受けられるサービスに、申し込まないといけません。
その意味ではビジネスローンがおすすめです。
最短即日融資に対応しているところもあります。
いざというときの緊急事態のために、どこに申し込むか平時の時から比較しておくとよいでしょう。