ノンバンクで東京にある優良なところの見つけ方を解説します。ノンバンクと銀行は、法律面でも業務内容でも違う会社で、有名な大手から小さいところまで数多く存在します。ノンバンクを利用する際に、東京の優良なところはどう探せばよいか、そのポイントを紹介し、ノンバンクのメリットデメリット、ノンバンク以外の資金調達方法も紹介します。

目次

ノンバンクと銀行の違いとは

ノンバンクと銀行の違いは、いくつかありますが、まず預金機能があるかどうかです。預金機能があるのが銀行で、無いのがノンバンクと考えておくとわかりやすいです。さらに法律が銀行法なのが銀行で、貸金業法なのがノンバンクという違いがあります。

東京のノンバンクが提供する資金調達方法は

東京のノンバンクには様々な資金調達方法があります。

1.カードローン
2.ビジネスローン
3.不動産担保融資
4.ノンバンク保証付融資
5.ファクタリング
6.リース
7.信販

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

1.カードローン

カードローンは、かつて「サラ金」と呼ばれていた大手消費者金融が一般の人向けに貸し出しているローンです。審査に融通が利き限度の範囲内ならいくらでも借りられる一方、金利が法律ギリギリと高いデメリットがあります。

2.ビジネスローン

ビジネスローンは、カードローンに似ていますが、大きな違いとして事業者向けのローンです。原則として事業用資金の融資を受ける際に利用できます。調達した資金の用途に違いはありますが、審査に融通が効きやすいという点と金利の高さはカードローンに似ています。

3.不動産担保融資

不動産を持っている場合、不動産を担保に融資を受ける方法があります。ノンバンクでも不動産担保ローンという金融商品があるので、無担保無保証のローンよりは金利が安く借りられる可能性が高いです。

4.ノンバンク保証付融資

ノンバンク保証付き融資は、銀行から借りる際にノンバンクが保証会社になってくれる制度です。通常保証人無しに銀行融資を受けるのは、審査のハードルが高いですが、大手のノンバンクが保証を行うため、銀行ではなくノンバンクが審査して融資の可否を判断します。

5.ファクタリング

ファクタリングは融資以外の資金調達方法です。売掛債権を現金化するので負債が増えることはありません。ファクタリング会社に手数料を払う必要はありますが、融資のように返済の必要もなく、バランスシートへの影響も最小限度で済みます。

6.リース

リースは高額な備品などを長期によって貸し出す制度です。毎月リース料をノンバンクに支払うことで高額な商品が自由に使えるメリットがあります。設備投資が必要な企業にとっては資金調達同様の効果があります。

7.信販

信販は「信用販売」を略したものです。利用者と信用関係で成り立ち、商品の代金を信販会社が立て替え、後で請求するような業務内容です。クレジットカードも信販業務のひとつで、ショッピングのクレジットやローン、銀行融資に対する与信保障・代位弁済など、ノンバンクの信販業務は多岐にわたります。

東京にある優良なノンバンクの選び方

東京にある優良なノンバンクの選び方を紹介しましょう。

1.名前が知られた大手業者
2.パソコン用のホームページを持っている
3.固定電話の番号を持っている
4.ホームページに所在地や登録番号など必要な基本情報が明記されている
5.最初の融資条件が、最後まで守られる
6.貸金業登録のある業者
7.不動産担保の場合申込時に「調査料・公的書類」を現金で要求しない業者
8.ファクタリングの場合手数料が低い業者
9.契約書のある業者
10.貸金業登録番号の()の数字が少ない会社は選ばない

上記、10項目が優良なノンバンクの選び方です。詳しくみていきましょう。

1.名前が知られた大手業者

誰でも知っているような名前のノンバンク、大手ノンバンク会社は基本的に優良です。銀行とも提携しているところも多い為、利用者を困らせるような状況には陥りにくく、安心して利用できます。

2.パソコン用のホームページを持っている

ノンバンクは大小さまざまですが、最低限パソコン用のホームページを持っている所を選びましょう。ホームページもないようなノンバンク業者は零細である場合が多く、違法なところだったり、合法であっても、融資条件などで後で揉める恐れがあります。

3.固定電話の番号を持っている

固定電話の番号を持っているノンバンク業者は優良と考えてよいでしょう。最近は携帯電話だけの業者も多いですが、そういう場合は避けたほうが無難です。

4.ホームページに所在地や登録番号など必要な基本情報が明記されている

ノンバンク業者の所在地や登録番号などの基本情報が、ホームーページで確認できるかチェックしましょう。基本情報を載せていないような業者はあまり良いところとは言えません。

5.最初の融資条件が、最後まで守られる

最初に提示されていた融資条件が、最後まで守られるかどうかも優良かどうかを判断するポイントになります。ごくまれに当初の融資条件と違うことを言ってくる業者がいるので注意しましょう。

6.貸金業登録のある業者

貸金業登録は法律で義務付けられており、登録されていないノンバンクは違法業者となります。もし貸金業登録の記載がないような業者であれば、闇金の可能性が高いです。関わらないようにしましょう。

7.不動産担保の場合申込時に「調査料・公的書類」を現金で要求しない業者

不動産担保の金融商品を扱っているノンバンクの中で、調査料や公的書類に関する費用を別途現金で要求するようなところがありますが、そういうところは優良業者とは言えません。別の業者にしたほうが良いでしょう。

8.ファクタリングの場合は手数料が低い業者

ファクタリングを専門に扱っているノンバンク業者も数多くありますが、できるだけ手数料の低い業者を選ぶようにしましょう。手数料が高い業者を選ぶと、現金化できた金額が少なくなってしまい、後々に影響が出てくるかもしれません。

9.契約書のある業者

当たり前ですが、申込者とノンバンク業者との間で、書面で契約書を交わします。そうではなく、契約書を口約束にするようなノンバンク業者は、後で揉めることが間違いないので、止めておきましょう。

10.貸金業登録番号の()の数字が少ない会社は選ばない

貸金業登録番号の()の数字の1は、営業を開始して3年以内を意味します。数字が大きいほど営業年数が長いことになります。なお2023年現在、最も古い数字は(14)です。つまり貸金業登録番号の大きいほうが実績もあり、結果的に優良となります。

東京で優良ノンバンクのメリット

東京で優良ノンバンクのメリットにはどのようなものがあるのでしょう。

1.融資実行までのスピード
2.サービスの利便性が高い
3.審査に関しては独自判断
4.金利を見直す場合もある
5.幅広い物件を担保にできる

上記5点について詳しくみていきましょう。

1.融資実行までのスピード

ノンバンクは融資実行までのスピードがとても速いです。条件が整えば即日で融資が受けられます。

2.サービスの利便性が高い

ノンバンクは銀行などと比べてサービスの利便性が高いです。例えばWebや専用のアプリで簡単に申し込みができるという点があります。

3.審査に関しては独自判断

ノンバンクの審査は会社ごとに独自判断を行うので、銀行融資に断られた場合でも資金調達の可能性が高いです。

4.金利を見直す場合もある

ノンバンクの場合は、申込者との信頼関係によっては金利を見直してくれる場合があります。

5.幅広い物件を担保にできる

銀行系と比べてノンバンクのほうが、担保とする不動産の範囲が広く、銀行では担保に適さないような物件も担保になることがあります。

東京で優良ノンバンクのデメリット

東京で優良なノンバンクにも残念ながらデメリットがあります。

1.融資が少額
2.金利が高い
3.他の金融機関からの目が厳しくなる
4.3社間ファクタリングが多く取引先にばれる
5.闇業者との区別がつきにくい

上記、5点について詳しくみていきましょう。

1.融資が少額

ノンバンクは銀行と比べて融資額が低く、短期のつなぎ資金向きです。

2.金利が高い

ノンバンクは審査に柔軟性がある分、金利を高くとるため金利の高さが負担になる恐れがあります。

3.他の金融機関からの目が厳しくなる

ノンバンクを多用すると、銀行系からの目が厳しくなると言われています。そのため銀行から借りるときにあまりノンバンクに頼っていると審査に影響します。

4.3社間ファクタリングが多く取引先にばれる

ノンバンクのファクタリングの場合、申込者と会社との2社間よりも、売掛先を含めた3社間ファクタリングになることが多いです。3社間ファクタリングを行うと、ファクタリングの事実が取引先にばれてしまいます。

5.闇業者との区別がつきにくい

ノンバンクの場合は大小さまざまあり、中には違法の闇業者が紛れ込んでいる場合が多いです。聞きなれないところや所在地があいまいで、登録番号の無い所は闇業者の可能性が高いです。

東京でノンバンク以外の資金調達方法

東京でノンバンク以外の資金調達方法にはどのようなところがあるのでしょう。

1.政府系金融機関の融資
2.銀行融資
3.出資
4.ベンチャーキャピタル
5.クラウドファンディング
6.補助金・助成金
7.ノンバンク以外のファクタリング

上記、7つについて詳しくみていきます。

1.政府系金融機関の融資

政府系金融機関の融資は条件が整えばとても安い金利で融資が受けられます。

2.銀行融資

実績がないとハードルが高いですが、黒字会計を数年間続けているようなところであれば、融資が受けられるチャンスがあります。

3.出資

融資ではなく出資してもらう方法があります。出資なら基本的に調達した資金を返済する必要がありません。

4.ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルは出資してもらうひとつの形態です。斬新なビジネスで急成長している事業者の場合は応援してもらえる可能性が高いです。

5.クラウドファンディング

クラウドファンディングは個人でもできる出資を募る方法です。

6.補助金・助成金

条件が合えば、政府が用意する補助金や助成金に申し込む方法があります。

7.ノンバンク以外のファクタリング

ファクタリングはノンバンク系以外の銀行系のものがあります。但しノンバンク系より条件厳しめです。

東京で優良ノンバンクのまとめ

東京のノンバンクは、数多くあります。選ぶポイントをしっかりと理解し、それに該当するかどうかをチェックすれば違法なところや後でトラブルになるようなところを避けて優良なところで資金調達できます。またノンバンク以外の資金調達も余裕があれば挑戦しましょう。