「ビジネスローンでお金を借りたいけれども来店する時間がない…」

このような悩みを抱えている法人代表者はいませんか?

法人経営していると本業が忙しくて、金融機関や貸金業者の営業している平日の日中手が空かないという方も多いでしょう。

そんな方でも気軽に借入できるのが、今回紹介するWeb完結型のビジネスローンです。

ここではWeb完結型のビジネスローンの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

Web完結型のビジネスローンとは?

Web完結型のビジネスローンは文字通り、Webでの取引で借入できる金融商品を指します。

本当に来店不要で融資が受けられるのか、まずは見ていきましょう。

すべての手続きで来店の必要なし

Web完結型と謳っているビジネスローンは、一切来店せずに借入が可能です。

申し込みは金融業者のホームページの申し込みフォームに必要事項を入力します。

また本人確認書類などの必要書類は撮影して、画像データをアップロードする形で提出します。

契約もWeb上で済ませるので、来店する必要がないわけです。

申し込みだけWeb完結のビジネスローンもある

ビジネスローンの中には、申し込み手続きそのものはWebで行えるものもあります。

しかし審査を通過して、いざ契約手続きの段階になると来店しなければならない商品もあります。

契約もオンライン上で済ませられるのか、前もって確認したうえで申し込み手続きを進めてください。

Web完結はノンバンクのビジネスローンに多い

Web完結のビジネスローンを見てみると、銀行系よりもノンバンクの方が選択肢は多いです。

銀行系でもWeb申込に対応しているところも少なくありません。

しかし先ほど紹介したように、契約手続きは来店しなければならないところも結構見られます。

一方ノンバンクの場合、Web完結で融資の受けられる商品も多いです。

中にはWeb専業で融資を展開しているノンバンクも見られます。

店舗を持たず、人件費も必要最小限で回せるのがメリットです。

もしWeb完結のビジネスローンを探しているのであれば、ノンバンクの中から候補を絞ったほうがいいでしょう。

会計ソフトと連携しているところも

ビジネスローンの場合、決算関係の書類も提出しなければなりません。

財務状況がどうか、貸したお金を回収できるだけの返済能力を有しているか判断するために欠かせない書類です。

Web完結のビジネスローンの中には、会計ソフトのメーカーと連携しているようなところも出てきています。

当該の会計ソフトを使っていれば、会計データをアップロードして提出できるわけです。

金融機関のビジネスローンの場合、原則預金口座を開設して普段から取引がないと申し込めないところが多いです。

しかし当該の会計ソフトを使っていれば、預金口座を持たなくても申し込み可能という金融機関も見られます。

もし自分たちで会計処理をしているなら、使っているソフトと連携している金融業者のビジネスローンを利用するのも一考です。

Web完結とほかの申し込み方法を比較してみた

ビジネスローンの申し込み方法ですが、Web完結のほかにもいろいろなアプローチが考えられます。

商品によって若干異なるでしょうが、主な方法として以下の選択肢が挙げられるでしょう。

1.店頭申し込み
2.電話
3.自動契約機
4.郵送

以上の方法をWeb申込と比較してみました。
どのような違いがあるのか、以下で詳しく見ていきます。

店頭申し込み

店頭申し込みは昔からあるオーソドックスな申し込み方法です。
店頭申し込みのいいところは、担当者と話をしながら手続きを進められるところです。
わからないことや不安なことがあれば、いちいち確認して手続きを進められるので安心です。

しかし店頭申し込みの場合、営業時間内に来店しないといけないので面倒です。
朝から夕方ごろまでの営業が一般的で、土日祝日は営業していない場合も多いです。

また地域によっては、近くに相談できる店舗がないというケースも出てきます。
Web完結の場合、ネットに接続できる環境があればどこからでも申し込みできます。
またメンテナンス時間を除き、24時間・365日いつでも利用できるところもメリットがあります。

電話

電話による申し込みも、昔から行われている申込方法です。
電話申し込みの場合も対面ではないものの、担当者と話をしながら手続きを進められるところが魅力です。

電話による申し込みの場合、ネット環境がない場合でも手続きできます。
またWi-Fiを使っている、地域によってネット通信が不安定なところでも問題なく手続きできるのも特徴です。

しかし電話受付の場合も店舗同様、受付時間が決められているかもしれません。
またいちいち受け応えをしながら手続きを進めていくので、申し込みまで時間がかかる恐れもあります。

Web完結であれば、時間を気にすることなくいつでもどこからでも申し込みできます。
また必要事項を入力して送信すればいいので、電話と比較して手続きに手間取ることもないでしょう。

自動契約機

大手の消費者金融を中心として展開されている契約方法です。
自動契約で申し込んで、審査通過できたらその場で引き続き契約手続きをして完結させるシステムです。

大手消費者金融は駅前など、人の集まりやすい場所を中心に自動契約機を展開しています。
近くに店舗はないけれども、自動契約機ならあるという地域も少なくないでしょう。

自動契約機の場合、その場で契約手続きまで完結するのは魅力的です。
ただ一方で、待機時間があるのはデメリットといえます。

申し込み手続きを完結させたら、審査結果が出るまで自動契約機の中で待機しなければなりません。
申し込みから契約手続きが完了するまで、小1時間かかることも珍しくありません。
限られたブースなのでやることもないので、実際の時間よりも長く待たされた感覚になるかもしれません。

Web完結の場合、パソコンやスマホなどネット接続環境があればどこからでも申し込みできます。
審査結果はメールや電話で通知されるので、結果が出るまでの間どこで何をしていても問題ありません。

郵送

郵送も来店不要で借入が可能です。
郵送の場合、自分の好きなタイミングでマイペースに進めていくことができます。

しかし申し込みから契約書のやり取りに至るまで、すべて郵送で進めなければなりません。
そうなると、どうしても時間がかかります。
少なくても数日、場合によっては数週間かかる恐れが出てきます。

しかも書類に何かしらの不備があれば、再提出しなければなりません。
そうなるとさらに時間がかかってしまいます。

Web完結の場合、申し込みも何分単位で完結するでしょう。
審査結果も早ければ即日出るので、できるだけ早くお金を借りたいと思っているのならWeb完結スタイルで申し込んだ方がいいでしょう。

Web完結のビジネスローンの申し込みの手順を解説

初めてWeb完結のビジネスローンに申し込む場合、「自分にきちんとできるのだろうか…」と不安に感じる人もいるでしょう。
そこでここでは、Web完結のビジネスローンの申し込みの流れについて解説します。

もちろん細かな手順は、金融業者ごとに若干異なるところはあるかもしれません。
しかし一般的には、以下のプロセスを踏んで手続きを進めるものと思ってください。

1.申し込み
2.審査結果の通知
3.契約
4.融資実行

それぞれ大まかにどのようなことをするかについて以下で詳しく見ていきますので、いざ利用する際の参考にしてください。

申し込み

まずは申し込み手続きです。
ビジネスローンで借り入れたい金融機関のホームページにアクセスして、申し込みフォーム画面にジャンプします。
するといろいろと必要事項を入力するように案内されますので、必須事項をメインに情報を登録しましょう。

申し込みの際に、必要書類を提出するように求められるでしょう。
Web完結の場合、対象書類をスマホなどで撮影して、その画像データをアップロードする形で提出するのが一般的です。

申し込みが問題なく完了すれば、金融機関から申し込み受付のメールが届くはずです。
また申込手続きが完了すると、金融機関から電話連絡が来るかもしれません。
本当に当人が申し込んだか、なりすましではないか確認するためです。

審査結果の通知

審査が終了したら、結果が通知されます。
ローン会社によってまちまちですが、電話もしくはメールによる通知が一般的です。

もし審査通過であれば、契約手続きに移行します。
審査の結果否決された場合には、ほかのローン会社に再度申し込んでみましょう。
審査基準はローン会社によってまちまちなので、一方で審査落ちしても他方では融資可能という判断が下される場合も大いにあるからです。

契約

審査通過した場合、契約手続きに進みます。
契約関連の書類に目を通して、その内容に同意する形で契約締結します。
契約書類の送付方法は、金融機関によってまちまちです。

郵送で送られ、同意や署名捺印をして返送するところもあれば、電子書類による契約を採用しているところもあります。
後者であれば郵送のやり取りがないので、時間もかからず契約締結できます。
今すぐに融資を受けないといけないといった切迫した状況であれば、電子契約を採用しているローン会社に申し込んでください。

融資実行

契約関連の書類に不備がなければ、契約は実行されます。
そして融資も併せて実行されます。
今すぐに借入を希望するなら、皆さんの口座に振り込みという形で融資が実行されます。

ビジネスローンの中には、カードローンタイプの商品もあります。
個人向けカードローン同様、ローンカードを金融業者もしくは提携先のATMに入れて借り入れる方法です。
融資限度額の枠内であれば、何度でも繰り返し利用できるのが特徴です。

カードローンタイプの場合、契約手続きが完了すればローンカードが後日郵送されます。
ローンカードが届くまで数日時間がかかると思ってください。

Web完結ビジネスローンのメリット

Web完結ビジネスローンの商品は近年増加傾向にあります。
というのも利用者からみると、使い勝手がいいからです。
主なメリットとして、以下のようなポイントが挙げられます。

1.手間がかからない
2.審査スピードがスピーディ
3.24時間・365日いつでも手続きできる
4.属性が高ければ有利な条件で借入が可能
5.必要書類が少なめ
6.周囲にばれにくい

それぞれどのようなところが魅力か、以下で詳しく紹介します。

手間がかからない

Web完結のビジネスローンの最大のメリットは、手間がかからない点です。
来店不要なので、店舗に出向く移動時間をカットできます。
仕事中はなかなか手が空かないという方でも利用しやすいのです。

また来店式のビジネスローンの中には、面談が設けられるところも少なくありません。
担当者と詳しく話をしながら手続きを進められるのはメリットかもしれませんが、一方で面談のために貴重な時間を奪われるともいえます。
Web完結の場合、この面談のプロセスがありません。
忙しい人にとって、大事な時間を奪われることなく手続きを進められます。

審査スピードがスピーディ

Web完結のビジネスローンの場合、ネットでその場で手続きできるのでスピーディに借入できます。
また審査もコンピューターやAIを使ってチェックするところが多くなっています。
人の手を使って審査するのと比較して、より早く審査結果が出ます。

中には1時間もかからずに審査結果を通知してくれるところもあるほどです。
審査がスピーディであれば、融資までの時間もかかりません。
中には最短即日融資に対応しているビジネスローンもあります。

「入ってくるはずの売掛金が回収できず、急激に資金繰りが悪化した」「想定外の急な出費を強いられた」など緊急性の高い借入を希望する際には重宝します。
今日明日中にも現金が必要な時などは、Web完結のビジネスローンを利用しましょう。

24時間・365日いつでも手続きできる

ネットを使った申し込みなので、24時間・365日好きな時にいつでも手続きできるのもWeb完結型のメリットといえます。
店舗や電話申し込みの場合、夕方ごろまでに手続きを完了させないといけません。
銀行のビジネスローンに至っては、15時過ぎると閉店するところが多いのでそれまでに来店して手続きを進めなければなりません。

Web完結の場合、いつでも申し込みができます。
仕事が終わった後の自由時間や、眠る前のちょっとしたひと時を使って申し込みもできるわけです。
また土日祝日でも申し込み可能で、自分の好きなタイミングで手続きできる使い勝手の良さはWeb完結型のメリットといえます。

属性が高ければ有利な条件で借入が可能

Web完結のビジネスローンの審査では、コンピューターを使った自動的な手続きのところが多いです。
コンピューターを使った審査では、スコアリングシステムが採用されます。
各項目を属性で点数化して、ローン会社の決めた基準を超えれば融資可能です。

もし属性が高ければ、審査通過できる可能性も高まります。
収入が多い、業歴が長いなど高い属性を有している法人は審査を有利に進められます。

融資を受けられるのはもちろんのこと、借り入れ条件も有利な形で契約できる可能性も高いといえます。
融資可能額を高めに設定される、金利も低めで利用できるなどです。
設備投資などまとまった金額の借入も属性が高ければ、認められるかもしれません。

必要書類が少なめ

Web完結のビジネスローンの場合、事業性融資の中でも最も手続きがシンプルといわれています。
準備すべき必要書類も少なめですから、申し込み手続きにそれほど手間取ることもありません。

例えば銀行融資の場合、法人代表者の本人確認書類や財務関係の書類、さらには事業計画書など多岐にわたる書類を準備しなければなりません。
必要書類の手配を進めるだけでもそれなりに時間がかかります。
Web完結は銀行融資と比較して、それほど多くの必要書類を準備する必要はありません。
その分申し込み手続きも簡潔に進められます。

周囲にばれにくい

ビジネスローンを利用していることは、あまり周囲に知られたくないと思っている法人代表者もいるでしょう。
家族や従業員に知られれば、「うちの会社は本当に大丈夫だろうか?」と不安にさせます。
従業員の勤労意欲を奪い、作業効率性が低下する恐れもあります。

また取引先に知られれば、「あの会社はまずいのかもしれない」と思われかねません。
その結果取引縮小を通告されたり、最悪取引中止になったりするかもしれません。

来店型のビジネスローンの場合、お店に入っていく姿を知り合いに見られるリスクがどうしても出てきます。
一方Web完結型の場合、来店不要でスマホやパソコンで手続きを進められます。
ですから周囲の人にばれずに借入ができるので、利用する側としてみれば安心です。

Web完結型ビジネスローンのデメリット

Web完結のビジネスローンにはメリットがある半面、デメリットもあります。
あらかじめ頭に入れておきたい主なデメリットとして、以下のポイントを押さえておきましょう。

1.金利は高め
2.審査に時間的な制約がある
3.セキュリティリスクが介在する

それぞれどのようなところがデメリットなのか、何に注意すればいいかについて解説します。

金利は高め

Web完結型のビジネスローンの場合、金利が高めに設定されている商品が多いので注意しましょう。
ビジネスローンの金利を見てみると、大体1%台〜18.0%といったところが相場です。
銀行融資の金利相場が1.0〜4.0%が相場とされているので、かなり高めであることがお分かりでしょう。

Web完結型のビジネスローンはノンバンクの方が多いといわれています。
ノンバンクのビジネスローンの金利は、5.0〜18.0%が相場です。

しかも通常初めてビジネスローンを利用する際には、ローン会社からすると返済してくれるかどうか未知数です。
リスクマネジメントとして、上限金利かそれに近い利率で貸し出すのが一般的です。
Web完結のビジネスローンを利用した場合、18%前後と利息制限法で定められた上限ギリギリの利率で借り入れないといけないかもしれません。

もし返済期間が長期化すると、利息の支払い額が大きくなります。
返済負担も大きいので、Web完結のビジネスローンを借りたがために後々資金繰りに窮する可能性があります。
できるだけ返済負担を軽減したければ、借り入れ後に会社に入ってきたお金は返済資金に優先的に充てることです。
そうすれば返済期間も短くなり、返済負担も必要最小限に抑制できます。

また数は多くないのですが、銀行系でWeb完結型のビジネスローンを利用するのも一考です。
銀行系ビジネスローンはノンバンクと比較して、低金利に設定されているからです。

ノンバンクの上限金利の相場が18.0%に対し、メガバンクは14.0%、地方銀行などは15.0%です。
少し金利が低めに設定されているので、多少利息支払いの負担も軽減されます。
ただし金利が低い分、審査は厳しめに設定されている点にも留意してください。

審査に時間的な制約がある

24時間・365日好きな時にいつでも申し込みできるのが、Web完結型ビジネスローンのメリットの一つです。
しかしいつでも申し込みできますが、即審査に進められるかというとそうは限らない点に注意してください。
深夜や早朝の場合、その場ですぐに申し込みが受理されるわけではありません。

夜遅くに申し込んだ場合、実際に審査手続きが進められるのは翌営業日以降になる可能性が高いといえます。
土日祝日も同様で、申込自体はできますが審査結果が判明するのは翌営業日以降になると思ってください。

もし即日融資を希望して、Web完結のビジネスローンを利用するなら、平日の日中に申し込み手続きを進めたほうがいいでしょう。
平日日中であれば、申し込んだその場で受け付けてもらえ、速やかに審査ができるからです。

セキュリティリスクが介在する

Web完結のビジネスローンでは、そのすべての手続きをインターネットのやり取りで進めていく形になります。
そうなると、どうしてもセキュリティリスクが残ることには留意しなければなりません。

ビジネスローンの申し込み時には、大事な情報を提供しなければなりません。
法人代表者の個人情報や本人確認書類を提出する必要があります。
また会社の財務に関する資料を提供しなければなりません。

もし情報が漏洩した場合、第三者が貴重な情報を入手してしまうかもしれません。
そうなると、法人に深刻な影響をもたらす危険性もあります。

もちろんきちんとした金融業者であれば、このようなセキュリティ対策は行っています。
しかしいくらセキュリティ対策を行っていても、情報漏洩を100%防止できるとは限りません。

そこでWeb完結のビジネスローンを利用する場合、どのようなセキュリティ対策を行っているか確認しましょう。
少なくてもSSL通信を行っているかどうかは確認すべきです。

SSL通信は入力した情報を暗号化して、相手に送信するシステムのことです。
暗号を解読するカギは受信者と送信者しか持っていません。
万が一情報を第三者が不当に入力しても暗号化されているので、中身の情報が見られずに済みます。

SSL通信かどうかは、URLを見ればすぐに見分けられます。
本体「http:…」で始まるところが、「https:…」になっていればSSL通信が採用されているとわかります。
申し込みフォームのアドレスが「https:…」になっているか確認のうえ、申し込み手続きを進めてください。

また万が一情報漏洩が発生した場合、どのような保証をしてくれるかもチェックしておきましょう。
ネットを使って手続きする際、セキュリティリスクが介在することは頭に入れておきましょう。

Web完結のビジネスローンで即日融資を受けるためのコツ

Web完結のビジネスローンのメリットで紹介したように、即日融資に対応しているところも少なくありません。
しかし即日融資で資金確保するためには、以下で紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。

1.必要書類は事前に準備する
2.午前中に申し込みを済ませる
3.申し込みフォームは見直すこと
4.必要最小限の金額で申し込むこと

なぜ即日融資のために上で紹介したポイントが重要になるのか、以下で詳しく見ていきます。

必要書類は事前に準備する

Web完結のビジネスローンで即日融資を受けるために、必要書類はあらかじめ準備しておきましょう。
もし必要書類に不備があると、再提出が求められるのでその分時間がかかります。
法人の場合、法人代表者の本人確認書類、決算書などが必要です。

また場合によっては会社の登記が必要になるかもしれません。
会社の登記は法務局で入手しなければならないので、事前に手配しておきましょう。

ちなみに個人事業主でも利用可能なWeb完結型のビジネスローンも少なくありません。
もし個人事業主が申し込むのであれば、本人確認書類のほかにも確定申告書の控えなど収入を証明できる書類を用意しなければなりません。
また金融機関によっては、事業内容確認書を作成して提出しなければならないところも見られます。
ビジネスローンで借り入れようと思ったら、まずは申し込む金融業者のホームページなどで用意しないといけない必要書類を確認してください。

午前中に申し込みを済ませる

Web完結型のビジネスローンは24時間・365日いつでも申し込めますが、審査は24時間行っているわけではありません。
申し込みのタイミングは審査受付時間内、しかも午前中に手続き完了させることです。

即日融資の場合、入金は銀行振り込みによって行われるのが一般的です。
ということは、銀行の営業時間である平日の15時までに振り込み手続きが完了していないと入金反映は翌営業日以降になります。

振り込みのための事務手続き、ビジネスローンの審査とある程度時間がかかります。
これらの手続き時間を考慮すると、少なくても正午までには申し込み手続きを完了させておくのが好ましいです。

また最初に申し込んだビジネスローンの審査が否認される可能性もあり得ない話ではありません。
審査落ちすれば、別のビジネスローンに申し込まないといけません。
申し込み手続きに時間がかかるので、審査通過を正午までに確実に完了させるためには午前中のできるだけ早い段階で申し込みましょう
会社に来て、最初にビジネスローンの申し込み手続きを完了させれば、たとえ最初に申し込んだところで審査に落ちても別のところに申し込める時間的余裕があります。

申し込みフォームを見直すこと

Web完結のビジネスローンの場合、申し込みフォームをネットにて作成しなければなりません。
そこで注意しないといけないのは、入力ミスや変換ミスです。
もし入力した情報に誤りがあると、必要書類と整合性が取れなくなり、確認のために電話連絡などが来るかもしれません。

すると確認のために余計な時間がかかって、たとえ審査通過しても翌営業日以降にならないと入金されない事態も想定できます。
また最悪の場合、申し込みフォームにミスがあったことで審査落ちになる可能性もあります。

手書きと比較して、Web入力はミスを起こしやすいといわれています。
タイプミス、さらに変換ミスのリスクがあるからです。
特に変換ミスは自分が思っている文字が最初に出てくるだろうと思い込んで、別の文字が出てきても気づかないケースが結構あります。

そこで申し込みフォームが完成したところで、一度見直すのを忘れないでください。
自分ではミスなしで入力できていると思っていても、意外とミスが見つかる場合もあるからです。

必要最小限の金額で申し込むこと

即日融資を確実に実現するためには、借入額を必要最小限にすることです。
ビジネスローンの審査は簡単に言えば、貸したお金を返済してもらえるか確認するための手続きです。
借入額が大きくなれば、それだけ返済不能に陥るリスクが高くなるので慎重に審査を進めるわけです。

そこで申し込む前に、今度どこにいくら必要でその中でも自分たちで賄えるのはいくらまで、よって不足額がいくらになると計算しておきましょう。
借入金額をできるだけ少なく抑えることで、より審査通過できる確率を高められます。

また多めにお金を借りれば、後々の返済で苦労する恐れも出てきます。
特にビジネスローンは金利が高めなので、利息の支払いも増えてしまいます。
必要最小限の借入を心がけましょう。

Web完結のビジネスローンのまとめ

Web完結のビジネスローンは、お手持ちのパソコンやスマホで申し込みから契約まで対応できます。
来店する必要がないので、本業が忙しくてなかなか手の離せない法人代表者でも利用可能です。
24時間・365日いつでも申し込みできるのは魅力です。

しかしWeb完結のビジネスローンでも、審査は翌営業日以降になるかもしれません。
夜間や土日祝日に申し込むと翌営業日以降になる恐れが高いです。
またネットを利用して手続きするので、セキュリティリスクが介在する点にも留意する必要があります。