ビジネスローンは岐阜の個人事業主にとって非常に心強い味方で多くのメリットがあります。その一方で金利が高いなどのデメリットがあり、さらにビジネスローンを提供している金融機関をうまく選ばないと、後で後悔する可能性もあります。今回はビジネスローンを岐阜で活用するポイントを中心に、岐阜商工会議所が会員向けに提供しているビジネスローンも紹介しましょう。
目次
岐阜の経済状況は回復傾向にあるためビジネスローンの利用に最適
岐阜の経済状況を見ると昨年の暮れあたりから回復傾向にあるというニュースが多く、投資などが盛んになることが考えられます。特に設備投資などで資金が必要なときには融資がしやすいタイミングとも言えます。また個人事業主もビジネスローンを利用して資金調達を行い、新たなビジネスにつなげることも考えられます。
岐阜の個人事業主がビジネスローンは利用しやすい
岐阜の個人事業主にとってビジネスローンは資金調達にとても便利で、その理由を下記に紹介します。
1.即日融資が可能
2.審査が銀行よりも緩い
3.法人でなくても借りやすい
4.税金滞納でも可能な場合がある
5.当座貸越型のカード式なら枠だけの作成も可能
6.総量規制の対象外である
上記理由について詳しくみていきましょう。
1.即日融資が可能
創業間もない個人事業主の場合は資金繰りが大変な場合が多く、急に資金が必要な時にビジネスローンは対応してくれるところがあり大変便利です。
2.審査が銀行よりも緩い
一般的にビジネスローンは、非銀行系のノンバンクの業者もいるので、審査が銀行よりも緩めになっており、銀行融資が難しい場合でも資金調達が容易です。
3.法人でなくても借りやすい
銀行の場合法人専門のところが多く、個人事業主では借りられない場合が多いですが、ノンバンクの場合は個人事業主を相手にしてくれるところが多いのが大きなメリットです。
4.税金滞納でも可能な場合がある
税金滞納をしている状態だと通常融資などは難しいですが、ノンバンクの場合は条件次第で借りられる可能性があります。ビジネスローンから融資を受けて、滞納している税金を払うことも可能です。
5.当座貸越型のカード式なら枠だけの作成も可能
ノンバンクは、まとめて借りた後は返済だけというものではなく、当座貸越型といってカードローンのように限度枠の範囲であれば何度でも借りることができます。そのため借りなくても枠だけ用意しておけば、いざというときに即座に資金調達できます。
6.総量規制の対象外である
ビジネスローンはカードローンに似ているので勘違いしやすいですが、カードローンは事業者ではなく一般的な消費者向けのローンのため、借りすぎを抑制する総量規制の対象になっています。しかし、ビジネスローンは事業向けの資金のため総量規制の対象外となり、年収の3分の1以下しか借りられないという事はないです。
岐阜の個人事業主がビジネスローンで注意すべきこと
岐阜の個人事業主にとってビジネスローンは強い味方ですが、少しデメリットがあることも意識しなければなりません。
1.金利は高い
2.銀行との関係に注意する
以下、詳しくみていきましょう。
1.金利は高い
ビジネスローンの金利は高いです。ビジネスローンは無担保無保証や銀行の融資が無理な人でも借りられるようになっている為、そのリスクを抑えるために金利を高めに設定しています。
2.銀行との関係に注意する
ビジネスローンを利用しすぎると銀行との関係が悪くなることがあります。事業が軌道に乗り、黒字の決算を続け、いざ銀行からの融資を考えても、ビジネスローンの実績が多くあり、かつまだ返済の途中だったりすると、銀行からの印象が悪くなる場合があるので、ビジネスローンはほどほどに利用したほうが無難です。
岐阜の個人事業主がビジネスローンの金融機関を選ぶコツ
岐阜の個人事業主が資金調達のためにビジネスローンを提供している金融機関を選ぶ際に、注意したいのが次の7点です。
1.即日融資であるかどうか
2.連帯保証人の要求がないか
3.担保の要求の有無
4.赤字でも利用できるか
5.資金の用途について
6.Webなど非対面での契約が可能か
7.金融機関が信用できるところか
以下、詳しくみていきましょう。
1.即日融資であるかどうか
ビジネスローンの強みは融資の早さです。午前中に申し込めば即日融資してくれるところが多くあるので、審査に時間がかかるような金融機関は選ばないほうが良いでしょう。
2.連帯保証人の要求がないか
通常ビジネスローンは無担保無保証です。そのため連帯保証人を要求してくるところはビジネスローンと言うより銀行融資に近いので、たとえ保証人が用意できたとしてもそこにするかどうかはじっくりと考える必要があります。
3.担保の要求の有無
担保を求めてくる場合、実際に担保を求める金融商品もあるので、提供できる担保があれば問題ありませんが、個人事業主の場合は担保を持っていないことが多いので、そういう条件を出す金融機関は避けたほうが無難です。
4.赤字でも利用できるか
ビジネスローンは条件次第で赤字にも対応してくれます。申込者が赤字でなくても赤字でも問題ないという金融商品であれば、審査に通りやすく、スムーズに資金調達できます。
5.資金の用途について
資金の用途についても確認しておきましょう。住宅ローンやマイカーローンのように目的が決まったローンで事業資金に使うことは禁止されています。
6.Webなど非対面での契約が可能か
最近はWeb上で簡単に融資が受けられるようになりました。ただ中には今でも対面式の金融機関も一部あるようです。迅速な資金調達の場合はWebなど非対面式の金融機関を相手にしたほうが良いでしょう。
7.金融機関が信用できるところか
金融機関が提供する金融商品の中で、「ブラックでも可能」などと書いているところは要注意です。違法の闇金業者の可能性があります。闇金業者に手を出すと後でとんでもないリスクを背負う可能性があるので、金融機関が大手など名前の知られた信用できるところかどうかを確認しましょう。
岐阜商工会議所と提携した会員向けのビジネスローンがある
岐阜のビジネスローンでも岐阜商工会議所の会員であれば、会員向けの有利なビジネスローンがあります。これは大手銀行や地方銀行、信用金庫、信用組合などが用意している金融商品で、非会員よりも有利なローンがあります。ただし、一般的なビジネスローンというよりも銀行融資に性格が近く、審査や対象者の条件は厳しいです。
1.融資対象者
2.資金使途
3.借入限度額
4.金利
5.融資期間
6.担保の有無
7.保証人の有無
8.審査期間
9.手数料
10.必要資料
それぞれの条件を見ていきましょう。
1.融資対象者
融資対象者を見ると多くが法人と個人事業主両方が対象です。特に銀行の場合は個人事業主は対象外の場合が多い分、商工会議所会員だと有利になっています。多くは創業3年程度や商工会議所の会員歴が3年という条件が付いていますが、直近の決算で債務超過になっていなければ問題ないというところもあります。
2.資金使途
ほとんどのところが、運転資金もしくは設備資金どちらでも対応しています。
3.借入限度額
借入限度額は、金融商品によってバラバラですが、800万円から2億円まで幅広くあります。
4.金利
金利は高くても5.5%で基本的に低金利での融資が受けられます。中には0.8%のところもあります。
5.融資期間
5年以内や10年以内のところが多く、担保がない場合とある場合とで融資期間に差をつけているところもあります。また3年以内と非常に短い融資期間を設けている金融機関もあります。
6.担保の有無
担保に関しては無担保、有担保、保証協会の取り扱いなど、金融商品によって異なりますが、不要なところが多いです。
7.保証人の有無
保証人についても必要なところと、不要なところとに分かれます。中には2名以上の保証人を求めているところもあります。
8.審査期間
審査期間は時間のかかるところが多く、最も短いところで3営業日のところがあります。
9.手数料
基本的に不要ですが1万円程度の手数料を求めるところがあります。
10.必要資料
決算書を求めているところが多いようです。直近3期分のところが多く、安定している事業主が対象のようです。
ビジネスローン岐阜のまとめ
岐阜の経済は回復傾向にあるため融資やビジネスローンで資金調達して次に生かせる状況です。その中でも個人事業主の場合はビジネスローンをうまく活用したいところですが、デメリットや金融機関を間違えると逆効果になるので注意しましょう。また岐阜商工会議所の会員であれば個人事業主を含めて高額の融資を受けられる金融商品もあります。