今回は、ファクタリングのご紹介です。

ファクタリングは、融資や担保ローンなどに比べると、まだまだ知名度が高いとは言い切れない資金調達手段であり、利用に対して慎重になられる事業主様が多くいるように見受けられます。

しかし、そのサービス内容を正しく把握し、無理のない範囲で活用できれば、資金調達の選択肢が増えることはもちろん、条件や経営状況などによっては融資や担保ローンよりも低リスクで事業資金を調達できる、非常に有効的な資金調達手段であるといえます。

ファクタリングの基本

ファクタリングの基本

まずは、ファクタリングの基本からおさえていきましょう。

ファクタリングは、融資や担保ローンのような“事業資金を借り入れる”資金調達手段とは異なり、企業様が保有する売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで事業資金を調達できるサービスです。

そのような特徴から、他の資金調達手段と区別して“借りない資金調達手段”とも呼ばれています。

ファクタリングを利用できる基本的条件は、売掛け金の保有の有無。

つまり、事業を掛取引にて行い、取引によって売掛け金が発生する企業であれば、どのような業種や業態の企業でもファクタリングを利用することが可能になります。

ファクタリングは、もともとは欧米を中心として誕生・拡大したサービスです。そのため、海外では数十年以上前から一般的な資金調達手段として、ビジネス界に浸透していましたが、日本では「債権譲渡による資金調達」に対してネガティブなイメージを抱かれがちであったため、なかなか普及することはありませんでした。

しかし昨今では、そのサービス内容の価値と利便性が見直され、経済産業省がファクタリングの利用を企業に推進するなど、徐々に知名度と利用率が向上しています。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの仕組み

ファクタリングは、「利用者様(企業様)」「売掛先様」「ファクタリング会社」の関与の有無に応じて「3社間ファクタリング」と「2社間ファクタリング」の2種類の仕組みに分けられます。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、その名称通り「利用者様(企業様)」「売掛先様」「ファクタリング会社」の3者の同意のもとで契約する仕組みです。

契約にあたっては、売掛先から債権譲渡の承諾を得る必要があるため、契約や実際の現金化までに時間を要する場合があるほか、売掛先が債権譲渡に対して前向きでなく承諾を得られない場合は、ファクタリングを利用することができなくなります。

その反面、ファクタリング会社が売掛先から直接、売掛債権を回収できる権利が生じることで、貸し倒れのリスクを軽減させられるため、ファクタリングの利用に不可欠な利用手数料が「2社間ファクタリング」に比べて割安となります。

また、最近では契約成立後に売掛先の倒産などによる不履行が生じた場合であっても、利用者に一切の支払い義務が発生しない「償還請求のない契約」が主流となっているため、万が一の場合もリスクを限りなくゼロに抑えることができます。

2社間ファクタリング

一方の2社間ファクタリングは、「利用者様(企業様)」と「ファクタリング会社」の間のみで契約を結ぶ仕組みです。

売掛先から売掛債権譲渡の承諾を得る必要がないため、3社間ファクタリングよりもスムーズに契約を結べるほか、売掛先にファクタリングの利用を通知されることもないため、信頼関係に影響を及ぼすことなく売掛け金を早期回収できます。

ただし、3社間ファクタリングのように、ファクタリング会社が売掛先から売掛債権を回収することはできず、利用者様にその業務を委託することになります。したがって、ファクタリング会社は債権未回収のリスクを背負うことになり、貸し倒れの可能性が生じます。このようなファクタリング会社のリスクが高いために、2社間ファクタリングの手数料は3社間ファクタリングよりも割高になる傾向があります。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリット

売掛け金を早期回収できる

ファクタリングの利用により、すでに発生している売掛け金を、本来の受け取り期日よりも前に回収することが可能になります。そのため、急を要する仕入れや固定費といった目先の支払いを、借金をすることなく支払えるため、資金繰りが不安定の際にも役立てることができます。

中長期的な返済は不要

ファクタリングにて資金を得た後は、本来の売掛け金の受け取り日に一度精算するのみです。融資のように、毎月決められた金額に金利を加えて中長期的に返済し続ける必要はありません。

信用情報に影響を与えない

ファクタリングは売掛債権の売買契約ですので、信用情報に影響を与えることはありません。ですので、銀行融資を検討しながらも至急で資金を調達したいといったケースなどでは、最適な資金調達手段といえます。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリット

利用手数料が高額

メリットでも触れている通り、ファクタリングの利用によって中長期的な返済義務は生じませんし、金利が発生することもありません。
ただし、ファクタリング会社が背負うことになる売掛債権の未回収リスクが考慮されるため、利用に際しての手数料が高額になります。
ファクタリングの利用手数料は、買取価格や利用するファクタリング(2社間・3社間)によって変動しますが、買取価格の20%〜40%ほどであることが一般的です。これは融資の金利に比べても割高となりがちので、ファクタリングも融資と同様に計画的な資金調達プランを立てた上で利用するべきだといえるでしょう。

アクト・ウィルのファクタリングと売掛債権担保融資

アクト・ウィルのファクタリングと売掛債権担保融資

アクト・ウィルがメインで展開する金融サービスは一般的な事業資金融資に当たる「ビジネスローン」ですが、売掛け金を担保とする「売掛債権担保融資」のほか、今回ご紹介したファクタリングの提供も行っております。

「中長期的な返済リスクを負いたくない」「売掛金を早期回収したい」と希望される事業主様から好評を得ておりますので、ご興味があればお気軽にご連絡ください。
弊社スタッフが、サービスの詳細や仕組みなどを丁寧にご説明いたします。