「売掛金が回収できるまでの資金繰りが厳しい…」
「銀行から融資が受けられるまでのつなぎ資金が必要」
このような悩みを抱えている法人代表者は多いでしょう。

中には急に資金繰りが悪化して、急ぎでお金を用立てる必要があるという経営者もいるかもしれません。
そんな急ぎの時におすすめなのが、ビジネスローンです。
ビジネスローンの中には即日融資に対応しているところもあり、急ぎの資金調達向けです。

ここでは即日融資を行っているビジネスローンや急ぎで借入する際の注意点についてまとめました。
想定外の出費で手持ちがない、急ぎで資金が必要な際の参考にしてください。

急ぎの資金調達はノンバンク系ビジネスローン一択

もし今日明日中に急ぎでお金が必要という緊迫した事態であれば、ノンバンク系のビジネスローンを利用するのがおすすめです。
ノンバンク系ビジネスローンの中では、最短即日融資に対応しているところも少なくないからです。

銀行ビジネスローンは即日融資しない

ノンバンクのほかにも銀行でビジネスローンを提供しているところも結構あります。
しかし銀行ビジネスローンで急ぎの即日融資を実施しているところは、まずないと思って下さい。
過去には即日融資に対応している金融機関もあったのですが、2017年3月に全国銀行協会から申し合わせが通達されました。

その申し合わせの中で「従来よりも審査を厳しくする」ように各金融機関に求められました。
結果的に即日融資が実質上不可能になったのです。

その背景には急ぎの方向けに手軽に借入できることで過剰な貸し付けが実施され、結果的に多重債務に陥る人が続出してしまったからです。
申し合わせ以前は保証会社に審査を丸投げしてしまっている金融機関も多くありました。
ところがこれからは、銀行も直接審査することになり審査スピードが遅くなってしまいました。

また審査するにあたって、反社会的勢力のデータベースの照合が求められています。
これも即日融資が難しくなった背景の一つです。

借入希望者の中には反社もいて、口座の売買や振り込め詐欺、架空請求の温床になっていました。
反社の利用を予防するために、反社チェックが義務付けられました。
このような理由で、銀行のビジネスローンではまず急ぎの即日融資は受けられないと思ってください。

ノンバンクであれば可能

上で紹介した通達は、全国銀行協会の出したものです。
銀行ではない、消費者金融や信販会社のようなノンバンクは上で紹介した申し合わせに縛られません。
ですからノンバンク系のビジネスローンであれば、急ぎの方向けに即日融資も可能なわけです。

ノンバンクが即日融資に対応している理由

ノンバンクのビジネスローンであれば、急ぎの即日融資が可能なのにはいくつか理由があります。
まずはコンピューターを使った審査を実施しているからです。

ノンバンクはスコアリングシステムといって、申込者の属性を点数化し、合計ポイントが業者の基準を超えているかどうかで審査の可否を判断するシステムです。
コンピューターで行うので、スムーズに審査手続きを進められます。
銀行は人の手による審査を行っているところが多いので、どうしても審査に時間がかかってしまいます。

また銀行とノンバンクを比較すると、ノンバンクの方が金利は高めです。
金利とは貸し倒れに対するリスクマネジメントです。
完済する前に利用者が返済不能の状態に陥っても、すでに利息の支払いを受けているので損害によるダメージをある程度抑制できます。

金利が高ければ、貸し倒れが発生しても利息の支払いで損失の補填ができます。
リスクの許容量が大きいので、審査を甘めにしても問題ありません。
審査を細かくやるよりもスピーディさを重視しているので、ノンバンクは急ぎの借入におすすめなわけです。

ただし金利が高いので、長期の借入になると余計に利息を支払わないといけません。
もし急ぎでノンバンクのビジネスローンを利用するなら、できるだけ短期間で完済するように心がけて下さい。

即日融資は絶対ではない

ノンバンクのビジネスローンの中には「最短即日融資」をキャッチコピーにして、宣伝しているところも少なくありません。
しかしこのコピーで「最短」がついている点に注意してください。
文字通り最短で即日融資という意味で、100%絶対に即日で借入できるわけではないのです。

ノンバンク系は基準が甘いといっても審査は実施します。
人によっては、この審査に時間がかかってしまうかもしれません。

即日融資の場合、銀行振込で貸し付けは実行されます。
つまり銀行の営業時間内に振り込み手続きが完了していないと、入金反映されるのは翌営業日以降になってしまいます。
銀行は平日午後3時に閉店してしまうところが多いので、これまでに振り込みが実行されていないと「即日」は不可になるわけです。

急ぎでビジネスローンからの借入をするためのポイント

即日など、急ぎで資金調達しなければならない場合ノンバンク系のビジネスローンで借り入れるのも選択肢の一つです。
しかしノンバンクでも100%確実に即日融資が実行されるわけではありません。
申し込んだその日のうちに急ぎで資金を確保するためには、いくつか押さえないといけないポイントがあります。

1.必要書類をすべて用意する
2.複数のビジネスローンを候補に残す
3.午前中のなるべく早い時間に手続き完了する
4.入力ミスをしない
5.ほかの借り入れ方法を検討する

なぜ急ぎで即日融資を受けるために、上で紹介したポイントに注意しなければならないか詳しく見ていきます。

必要書類をすべて用意する

ビジネスローンに申し込む際に申込書のほかに、いろいろと必要書類を用意しなければなりません。
もし必要書類に不備があるとその時点で審査手続きがいったんストップしてしまうので、融資実行が先延ばしになるからです。
そこでビジネスローンに申し込む前に、ローン会社のホームページで必要書類を確認しましょう。

ローン会社によって必要書類は若干異なるかもしれませんが、一般的には以下のような必要書類を準備しないといけないと思ってください。
事業計画書や本人確認書類、決算書、履歴事項全部証明書などです。
事業計画書は書式の指定のないものもあれば、ローン会社の所定の書式で作成しないといけないところもありますので確認しておきましょう。
履歴事項全部証明書は法務局で手続きして、取得しておきましょう。

個人事業主でも利用できるビジネスローンはたくさんあります。
この場合決算書の代わりに、収入証明書を準備します。
一般的には確定申告書が該当します。

確定申告書は紙の場合、税務署印もしくは税理士印の押されているものが有効です。
中には電子申告してペーパーレスという方もいるでしょう。
その場合には電子申告受付通知を添付の上、申込書を提出してください。

本人確認の中にはマイナンバーの記載されているものもあるでしょう。
もしマイナンバーが記載されているのであれば、その部分を隠して提出するのが一般的なので注意してください。

複数のビジネスローンを候補に残す

急ぎでビジネスローンを利用する場合には、申込先の候補を複数残しておくことも大事なポイントです。
審査の甘いノンバンク系ビジネスローンでも、審査落ちするリスクはあるからです。

もし最初の申し込み先から融資を受けられなかったら、すぐに別のところに申し込みましょう。
いわゆるすべり止めです。

ただし急ぎで確実に資金確保したいからといって、同時に複数のビジネスローンに申し込むのはやめてください。
申し込み状況は信用情報を通じて、ローン会社に情報提供されています。
もし他のところにも申し込んでいることがわかれば、ローン会社は「手あたり次第に申し込んでいるのはよほどお金に困っているからではないのか?」と思うでしょう。
資金に窮しているところに貸し付けても、債権回収の見込みは立たないと思われて融資を断られる恐れがあるわけです。

ですから複数の候補を残したら、その中でも一番借り入れたいところに最初に申し込みましょう。
そして審査が否決されたら、次に借りたいところに申し込むといった感じで手続きを進めます。
複数のビジネスローンを選んでおくだけでなく、申し込み順も決めておくとスムーズに申し込めます。

午前中のなるべく早い時間に手続き完了する

前に紹介したように、急ぎの即日融資の場合、銀行振込によって融資実行されることが多くなっています。
ということは銀行の営業時間中に振り込み手続きが完了していないとその日のうちに入金は反映されません。
もしその日のうちに急ぎで現金が必要であれば、できるだけ早い時間帯に申し込みを済ませましょう。

融資実行するためには振込のための事務手続きに多少時間を要します。
また融資の可否を判断する審査にも時間がかかります。

このような事情にも配慮して逆算すると、少なくても正午までには申し込みを完了する必要があります。
さらに先に紹介したように、最初に申し込んだビジネスローンは審査落ちになる恐れも考えられます。
余裕をもって正午までに手続き完了させるために、午前中のできるだけ早い時間帯に急ぎで手続きを済ませておきましょう。
理想は出社して最初に申し込み手続きに取り掛かることです。

入力ミスをしない

申込書を作成するにあたって、正しい情報を記入するように心がけて下さい。
もし記入ミスがあると、併せて提出した書類と一致せず、確認しなければなりません。
余計な手続きが発生するので、その日のうちに入金が実行されないかもしれません。

特に最近、Web申込に対応しているところが増加しています。
店舗に足を運ぶ必要がないので、本業で忙しい法人代表者にとっては重宝します。
しかしパソコンやスマホで入力すると、ミスが起こりやすいので注意しましょう。

入力ミスのほかにも変換ミスで、漢字が正しく表示されない場合もあります。
そのため申し込みフォームの入力が完了してもすぐに送信するのではなく、いったん見直してみましょう。
自分が気付かずに入力ミスしている場合もありますので、見直す習慣をつけたほうがいいでしょう。

ほかの借入方法を検討する

急ぎで借入するためにノンバンクのビジネスローンを利用するのも一考です。
しかしビジネスローンでは審査もあるので、もしかするとどのビジネスローンからも借入できないという事態もゼロではありません。

他にどのような資金調達方法があるか、選択肢はいろいろとあります。
自治体からの制度融資の利用やクラウドファンディングで資金を募る、家族や知人からお金を借りるなどさまざまな方法が考えられます。
またもし売掛金があれば、こちらを買取に出して早めに現金化するファクタリングも一考です。

もしビジネスローンで借入できなかった場合、どのような方法によって急ぎで資金調達するかも考えておきましょう。

急ぎでビジネスローンを利用する際の注意点

急ぎでお金を調達しなければならないとなると、どうしても焦ってしまうでしょう。
しかし焦りのあまりイージーミスを犯してしまって借入できなければ、元も子もありません。
急ぎでビジネスローンを利用する際には、以下の項目に注意を払ってください。

1.必要最低限の金額を借り入れる
2.即日審査と即日融資の違いを理解する
3.業歴を確認する

それぞれ具体的にどのような点に注意しなければならないか、以下で詳しく見ていきましょう。

必要最低限の金額を借り入れる

急ぎで着実にビジネスローンにて借り入れるためには、本当に必要な分だけ融資を受けるように心がけて下さい。
急ぎであわてているとどんぶり勘定になって「だいたいこれくらい」という金額で申し込みがちです。
漠然とした金額で申し込むと、足りなくなった時のことを考えて少し余計に申し込む傾向が見られます。

多めの金額で申し込んでしまうと、まず審査が厳しくなります。
多額の貸付を行えば、それだけ債権の焦げ付くリスクも高まりますし、返済不履行になった際のローン会社の被る損害も大きくなります。
ですから慎重に審査を行うので、融資実行まで時間がかかってしまうわけです。

またもしうまく借入ができたとしても、多く借り入れればそれだけ返済負担も大きくなります。
特にノンバンク系は銀行系と比較して、金利が高めに設定されています。
多くお金を借りれば、利息の支払い額も大きくなり、返済負担が経営を圧迫する可能性も考えられます。

支払いに必要な金額はいくらで手元にある資金を差し引きいくら必要なのか、具体的にシミュレーションしておきましょう。

即日審査と即日融資の違いを理解する

即日融資と似たような言葉に「即日審査」をうたい文句にしているローン会社もあります。
即日審査と即日融資は一見似ていますが、両者は異なる言葉なので勘違いしないように注意してください。

即日審査とは申し込んだ当日に審査を行うという意味です。
審査はその日のうちに行うけれども、その日のうちに融資するとは言っていません。
申し込んだ当日に審査結果は通知されるけれども、融資自体は後日という可能性があります。

ホームページに「即日」という文字があると、「即日融資してくれるところだ」と早合点してしまう法人代表者も多いようです。
特にその日のうちに現金が必要など急ぎの場合、よく文章をみないかもしれません。
しかし急ぎでお金を借りる必要があれば、「即日融資」と明記されているビジネスローンに申し込むように心がけましょう。

業歴を確認する

ビジネスローンの必要書類には、法人の場合決算書、個人事業主の場合収入証明書を提出するところが多いといえます。
ただしこの決算書や収入証明書、直近何期分か複数提出するように求めるところが少なくありません。
つまり、ある程度の業歴がないと申し込めない点に留意してください。

ビジネスローンの商品概要を見てみると、直近2〜3期分の決算書などを提出するように求めている商品が多くあります。
すなわち業歴が少なくても2〜3年程度は必要なわけです。

他にも法人代表者の年齢をはじめ、ビジネスローンに申し込むにあたっていくつか条件があります。
条件を満たしていないと申し込んでも審査落ちになって、時間の無駄になってしまいます。
商品概要を見て自分が申し込み対象に該当するか確認のうえ、申し込み手続きを進めてください。

急ぎの融資以外にも!ノンバンクのビジネスローンを利用するメリット

審査がスピーディで急ぎの融資向きという意味で、ノンバンクのビジネスローンはおすすめです。
しかし審査がスピーディなこと以外でも、ノンバンクのビジネスローンを利用するメリットとして以下のような項目も挙げられます。

1.必要書類が少ない
2.Web完結のところもある
3.繰り返し借入できる
4.総量規制の対象外

それぞれどのようなところが魅力的なのか、以下にまとめました。

必要書類が少ない

銀行と比較して、ノンバンクのビジネスローンは必要書類がそれほど多くないのがメリットです。
用意する書類が少なければ、それだけ申し込み手続きに手間取らずに済むからです。
ノンバンクの場合、法人代表者の身分証明書や履歴事項全部証明書、直近2〜3期分の決算書、事業計画書などがあれば申し込み受理されるところが多いといえます。

銀行の場合、上で紹介した書類に加え、納税証明書や経営計画書、資金使途に関する資料、試算表、資金繰り表、銀行取引一覧表、印鑑証明書などが必要です。
ノンバンクと比較して必要書類の数がぐっと増え、申し込むだけでもかなり面倒です。
ノンバンクの必要書類なら、数時間もあればすべてそろえられるでしょう。

Web完結のところもある

ノンバンクのビジネスローンの場合、Web完結するところも少なくありません。
来店の必要がないので、本業が忙しくてなかなか現場を離れられない、営業回りなどで訪問するところがある法人代表者にとっては重宝します。
スマホやパソコンで申し込みできるので、オフィスでも外出先でもいつでも申し込みできるところは魅力です。

銀行のビジネスローンでも、Webで申し込みを受け付けているところもあります。
しかし審査を通過して契約する段階では来店しなければならない金融機関も少なくありません。

ノンバンクでWeb完結するところなら、店舗に行く必要がありません。
Web完結なら、ほかの誰かに見られる心配なく申し込めるわけです。
特に取引先に見られると「あそこはお金に困っていて危ないのでは?」と思われる恐れもあります。
来店不要であれば、そのような懸念を抱くことなく気軽に手続きできるのもメリットの一つです。

繰り返し借入できる

ノンバンク系のビジネスローンの場合、カードローンタイプの商品も見られます。
個人向けのカードローンを利用したことのある方ならお分かりでしょうが、審査で借入限度額が設定されます。
その限度額の枠内であれば、いつでも繰り返し借入と返済が可能です。

銀行系のビジネスローンの場合、利用するたびに申し込んで契約しなければならない商品も少なくありません。
すると融資を受けるまでに煩雑な手続きを済まさないといけませんし、手間も時間もかかります。

ノンバンクであれば、ATMなどを使って必要な時に審査なしでいつでも利用できます。
急ぎで出費が必要になった場合以外にも、ビジネスチャンスをみすみす逃すこともなくなります。

総量規制の対象外

消費者金融を利用したことのある人は「総量規制」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
総量規制とは貸金業法の中に盛り込まれている項目で、申込者の年収の1/3を超えて貸し付けてはならないというものです。
例えば年収300万円の方は、消費者金融など貸金業法で借り入れられるのは100万円までです。

すると法人代表者の中には「自分の年収からして多額の借入はできないのでは」と思うかもしれません。
しかし貸金業法の総量規制の中には、例外貸付を設けています。
その中の一つに「事業者に対する貸付」が含まれています。

つまり法人を経営している人や個人事業主が事業性資金を調達するために借り入れる場合、総量規制による制約を受けません。
よって経営者の年収の1/3を超えて、融資を受けることが可能です。

ノンバンクのビジネスローンを利用する際の注意点

急ぎで事業資金を借り入れるにあたって、ノンバンクのビジネスローンはおすすめです。
審査がスピーディのほかにもメリットがある反面、デメリットもありますので注意してください。
主なデメリットとして、以下のような項目が考えられます。

1.金利は高め
2.借入限度額は少ない
3.銀行融資の審査に影響が出る

それぞれどのようなところに注意すればいいかについて解説しますので、ノンバンク系のビジネスローンを借りる際の参考にしてください。

金利は高め

ノンバンクのビジネスローンを利用するデメリットとして押さえておきたいのが、金利が高めに設定されている点です。
ですから借入期間が長引くと、利息の支払いが多くなり返済負担が大きくなります。
ノンバンクは審査をスピーディで甘めに行っているので、不良債権化するリスクがどうしても高くなるからです。
そこで金利を高めに設定して、利息を多くとることで債務不履行になった際の損害を最小限にしたいわけです。

2023年時点における金利相場を見てみると、ノンバンク系のビジネスローンは年利6〜18%前後が相場です。
日本政策金融公庫などの政府系金融機関の場合、0.3〜3%程度が相場なのでかなりの高利であることがわかるでしょう。
銀行系ビジネスローンでも1%台の後半から12%中盤あたりが相場なので、こちらと比較しても金利は高めです。

もしノンバンクを利用するなら、必要最小限の借入を徹底し、できるだけ返済期間を短くしましょう。
返済期間を短くするためには繰上返済を駆使して、法人にお金が入ってきたらなるべく優先的に返済資金にあてましょう。

借入限度額は少ない

借入限度額は少ないので、まとまった資金の借入は難しいと思ってください。
ノンバンクの借入限度額は業者によってまちまちですが、300〜500万円が上限というところが一般的です。
中にはそれよりも多めの貸付を行っているところもありますが、それでも1,000万円くらいだと思ってください。

一方銀行融資の場合審査次第で、1億円以上の貸付を行っているところもあります。
ノンバンクのビジネスローンは、主に小口の事業性資金の貸付がメインです。
これも審査を甘めにしていることへのリスクマネジメントの一環です。

多額の融資を行った場合、債権の焦げ付きリスクが高まります。
小口の融資に特化することで、審査が甘いことで債権回収不能になってもそこまで大きなダメージを受けないようにしているわけです。

ノンバンクのビジネスローンは運転資金や一時的なキャッシュフローの悪化対策として、利用するといいでしょう。
一方設備導入のための資金のような多額の借入をする際には、銀行融資を利用するのがおすすめです。

銀行融資の審査に影響が出る

ノンバンクで借入していると、銀行融資に申し込んだ際の審査にマイナスの影響を及ぼす可能性があるので注意してください。
日本政策金融公庫で借り入れる場合も同様です。

審査にあたって、ノンバンクからの借入があると「ノンバンクへの返済が優先され、貸し付けても債権回収できないのでは?」と懸念されてしまうからです。
ノンバンクからの借入を隠すことはできません。
決算書に借り入れた際に記録しなければなりませんし、信用情報などでほかの借り入れ状況を確認できるからです。

もし将来銀行融資や日本政策金融公庫からの借入を検討しているのであれば、ノンバンクのビジネスローンの借金は完済しておくといいでしょう。
完済が難しければ、できるだけ返済して残高を少しでも減らしておくのがおすすめです。

おすすめの即日が資金調達可能な会社比較表

「法人や個人事業主が創業時や運転資金の調達を検討する際、即日融資を案内している会社はいくつかあります。それぞれの所には独自の特徴があり、中には審査基準が比較的「甘い」所も存在します。ここでは、創業時や急な資金ニーズに対応した審査が比較的甘く、即日融資が可能な法人融資会社をご案内します。

スクロールできます→
業者名 融資対象 金利 入金スピード 融資限度額
アクトウィル 法人 7.5%~15% 最短即日 最大1億円
AGビジネスサポート 法人・個人事業主 3.1%~18% 最短即日 1000万円
ファンドワン 法人 2.5%~18% 最短即日 1億円
デイリーキャッシング 法人・個人 5.2%~18% 最短即日 8000万円
株式会社オージェイ 法人・個人 9.5%~18% 最短即日 1億円
Carent 法人 7.8%~15% 最短即日 500万円
オリックス・クレジット 法人・個人 6.0%〜17.8% 最短即日 500万円
ビジネスパートナー 法人・個人 9.98%〜18.0% 最短5日 500万円
いつも 法人・個人 4.8%~18.0% 最短即日 500万円
プロミス 個人 6.3%~17.8% 最短即日 300万円

おすすめのビジネスローン会社概要

アクトウィル

アクトウィル

アクトウィル株式会社は、法人向けの事業者金融です。申込は電話かメールでメールだと24時間受付しています。
必要書類はFAXで提出でき、最短即日で審査可能です。アクトウィルは低金利と大口融資が可能で、実質年率7.5%~15%と比較的低い金利で融資が受けられます。また、最大1億円の融資が受けられるため、まとまった資金の調達をしたい企業におすすめです。融資は法人契約の為ため、代表者の連帯保証のみで第三者による保証人や不動産担保は不要です。メールでの相談やお問い合わせは24時間受付してますので、営業時間外でも問い合わせられます。

区分 ノンバンク
融資限度額 1億円
金利 7.5%~15%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・保証人・担保不要
・最大1億円の大口融資が可能
・7.5%~と低金利
・メール相談、お問い合わせは24時間
・全国対応

会社名 アクトウィル株式会社
登録番号 東京都知事(4)第31521号
住所 〒160-0022 東京都豊島区東池袋3-11-9
電話番号 03-5944-9168
FAX番号 03-5944-9169
営業時間 平日9:00~20:00

AGビジネスサポート

AGビジネスサポート

AGビジネスサポートは、企業の成長を支援するためのビジネスローンを提供しています。AGビジネスサポートのビジネスローンは、資金調達のニーズに応じて柔軟に対応し、迅速な審査と融資を実現します。特に、中小企業やスタートアップ企業にとって、資金繰りは重要な課題です。AGビジネスサポートでは、経営者の皆様が抱える資金の悩みを解消し、事業の発展をサポートすることを使命としています。
AGビジネスサポートのビジネスローンは、用途に応じた多様なプランを用意しており、設備投資や運転資金、さらには新規事業の立ち上げ資金など、さまざまなニーズに対応可能です。審査基準も柔軟で、過去の実績や信用情報だけでなく、将来のビジョンや事業計画を重視した評価を行います。これにより、資金調達が難しいとされる企業でも、安心してご相談いただけます。さらに、AGビジネスサポートでは、専門のスタッフが個別にサポートを行い、最適なプランをご提案します。お客様のビジネスの特性や成長段階に応じたアドバイスを行い、資金調達のプロセスをスムーズに進めるお手伝いをしてくれます。

区分 ノンバンク
融資限度額 1000万円
金利 3.1%~18%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・申し込みから融資までのプロセスが比較的スムーズで、迅速な審査を行っています。
・個人向けのローンだけでなく、ビジネスローンなど多様な金融商品を提供しています
・インターネットを通じて簡単に申し込みができ、24時間いつでも利用可能です
・返済方法や期間について柔軟な選択肢があり、利用者のニーズに応じたプランを提供しています
・全国対応

会社名 AGビジネスサポート株式会社
登録番号 関東財務局長(8)第01262号
日本貸金業協会会員第001208号
住所 東京都港区芝2丁目31-19
電話番号 0120-027-120
FAX番号
営業時間 平日9:30~18:00

ファンドワン

ファンドワン

ファンドワン株式会社は、東京都豊島区南大塚に本社を構える、事業者向け金融サービスを提供する企業です。2020年1月に設立され、資本金5,000万円を基盤に事業を展開しています。同社は、全国の事業主に対し、迅速かつ柔軟な与信判断と安心の金利帯で資金調達を支援しています。
提供するサービスには、無担保の事業者ローンや、不動産・売掛債権を担保としたローン、車担保融資、介護・診療報酬担保融資など、多様な商品が含まれています。最短40分のスピード審査や、最大1億円の大型融資が可能である点が特長で、赤字決算や税金・社会保険料に課題を抱える事業主にも柔軟に対応しています。
ファンドワン株式会社は、単なる資金提供に留まらず、中小企業の成長を支援し、地域社会や日本経済全体の活性化に貢献することを使命としています。これまで、経営難に直面した多くの企業の資金繰りや経営再建をサポートしてきました。同社は、経験豊富なスタッフが最適なプランを提案し、事業主とともに成長を目指すパートナーとして信頼されています。

区分 ノンバンク
融資限度額 1億円
金利 2.5%~18%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・最短40分で審査完了するため、急な資金ニーズにも対応可能
・多様な融資プラン
・資金調達が困難な事業者にも対応
・最大1億円までの大型融資が可能
・中小企業への支援

会社名 ファンドワン株式会社
登録番号 東京都知事(2)第31816号
住所 〒170-0005 東京都豊島区南大塚二丁目39-11 ヒサビル6階
電話番号 03-5395-8888
FAX番号 03-5395-8800
営業時間 平日9:00~18:00

デイリーキャッシング

デイリーキャッシング

株式会社デイリープランニングは、個人のお客様から法人のお客様まで幅広いニーズに対応したローンサービスを提供している企業です。主に「フリーローン」「おまとめローン」「不動産担保ローン」「ビジネスローン」を取り扱い、それぞれの状況に最適な融資プランを提案しています。

同社のサービスは、全国どこからでも利用可能で、急な資金需要に柔軟に対応します。特に、急な出費や資金繰りの困難を抱える方々に、迅速かつ確実な融資の手続きを提供し、お客様の生活やビジネスを支えています。

さらに、デイリープランニングでは、融資の申し込みが簡単で、インターネットや電話、店舗での手続きもスムーズ。お客様一人ひとりの状況に合わせた親身な対応を心掛け、信頼性の高いサービスを提供しています。

区分 ノンバンク
融資限度額 8000万円
金利 5.2%~18%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・即日対応可能
・少額から借りられる
・使い勝手がいい
・審査が比較的簡単
・短期間返済可能

会社名 株式会社デイリープランニング
登録番号 東京都知事(3)第31698号
住所 〒110-0015 東京都台東区東上野1-7-12徳永ビル4階401号
電話番号 03-6284-3674
FAX番号 03-6284-3675
営業時間 平日9:00~18:00

株式会社オージェイ

オージェイ

株式会社オージェイは、法人向けに多彩な融資サービスを提供する企業で、事業資金の調達をサポートします。提供する融資メニューには、無担保融資、手形割引融資、不動産担保融資、動産担保融資、ファクタリング、診療報酬担保融資などがあり、さまざまな事業ニーズに柔軟に対応しています。

同社は、急な資金調達が求められる場面でも迅速に対応できる体制を整えており、審査もスピーディで信頼性の高いサービスを提供しています。また、日本貸金業協会に加盟しており、法的にも安心して利用できることが保障されています。中小企業や個人事業主など、資金繰りに困っている事業者に対して、親身なサポートを行い、ビジネスの安定と成長を支援しています
さらに、オンラインで簡単に申し込めるため、全国どこからでも迅速で効率的な資金調達が可能です。

区分 ノンバンク
融資限度額 1億円
金利 9.5%~18%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・高額な無担保融資
・多彩な融資メニュー
・全国対応
・柔軟な返済方法
・売掛債権を担保として融資を提供

会社名 株式会社オージェイ
登録番号 東京都知事(4)第31549号
住所 東京都中野区中央1-32-5 青光堂ビル3F
電話番号 03-5332-3833
FAX番号 03-5322-3834
営業時間 平日10:00~15:00

Carent

Carent

事業資金のニーズに柔軟に応える「Carent ビジネスローン」は、スピーディーで安心の融資サービスです。中小企業や個人事業主の方々が直面する資金繰りの課題を解決し、成長をサポートします。
柔軟な条件設定:事業規模や状況に合わせた融資プランをご提案。迅速な審査:最短○日で審査完了、資金調達をスムーズに。安心のサポート体制:専門スタッフがご相談から契約まで親身に対応します。

区分 ノンバンク
融資限度額 500万円
金利 7.8%~15%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・保証人・担保不要
・迅速な審査
・7.8%~と低金利
・メール相談、お問い合わせは24時間
・全国対応

会社名 株式会社IPGファイナンシャルソリューションズ(キャレント)
登録番号 東京都知事(5) 第31399号
住所 東京都品川区西五反田2-24-4 WEST HILLビル5階
電話番号 03-5740-5087
FAX番号
営業時間

オリックス・クレジット

オリックス・クレジット

オリックス・クレジット株式会社は、1979年にオリックス株式会社とフランスの大手信販会社セテレム社の合弁により設立され、オリックスグループ初の個人向け金融サービスを提供する企業として誕生しました。設立当初はショッピングクレジットや有担保ローンを中心に展開していましたが、1987年には低金利かつ高額融資が可能な「VIPローンカード」を発売し、プレミアム・カードローン市場の先駆者としての地位を築きました。

その後、貸金業法の改正に伴い、市場環境の変化に対応するため、これまで培った与信やオペレーションのノウハウを活かし、金融機関向けの信用保証事業に注力。現在では全国250社以上の金融機関と提携し、同社の主力事業の一つとなっています。

さらに、オリックス株式会社から事業を継承し、モーゲージバンク事業にも参入。「フラット35」を中心とした住宅ローン商品を提供し、新築だけでなく中古物件のリノベーション向けや地域活性化と連携した商品など、多様なニーズに応じたサービスを展開しています。

区分 ノンバンク
融資限度額 500万円
金利 6.0%〜17.8%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・多様な金融サービス
・低金利・大型融資が可能
・信用保証事業による安定
・住宅ローンサービスの充実
・オリックスグループの信頼性

会社名 オリックス・クレジット株式会社
登録番号 関東財務局長(14)第00170号
住所 〒105-0013 東京都港区浜松町二丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー
電話番号 非公開
FAX番号 非公開
営業時間 不明

ビジネスパートナー

ビジネスパートナー

株式会社ビジネスパートナーは、1999年に設立され、東京都新宿区に本社を構える金融サービス企業です。中小企業や個人事業主向けに、柔軟な事業資金融資を提供しており、特にスピーディーな資金調達を求める事業者に支持されています。

同社の主力商品である「スモールビジネスローン」は、来店不要で契約可能な無担保ローンで、事業資金の用途に応じた自由な活用が可能です。原則として担保や保証人を必要とせず、手数料もかからないため、資金調達のハードルが低いのが特長です。また、セブン銀行ATMを活用することで、365日24時間、資金の引き出しや返済が可能な利便性の高いサービスを提供しています。

さらに、ファイナンスリース「BPリース」や事業用割賦「ビジネスクレジット」、不動産担保ローンなど、多様な資金調達の選択肢を用意。事業運営に必要な資金を柔軟に確保できるよう支援し、企業の成長をサポートしています。特に、事務処理の簡素化や全額損金処理の可能性など、経営効率を向上させるメリットも提供しています。

ビジネスパートナーは、迅速かつ柔軟な資金提供を通じて、中小企業の発展を支える信頼できる金融パートナーとして、多くの事業者に利用されています。

区分 ノンバンク
融資限度額 500万円
金利 9.98%〜18.0%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短5日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・保証人・担保不要
・迅速な審査可能
・365日24時間対応
・使途自由
・事務手続きの簡素化

会社名 株式会社ビジネスパートナー
登録番号 関東財務局長(4)第01500号
住所 〒160−0022 東京都新宿区新宿6‐27−56 新宿スクエア6F
電話番号 非公開
FAX番号 非公開
営業時間 不明

いつも

株式会社K・ライズホールディングス(ブランド名:いつも -itsumo-) は、個人および法人向けに多様なローンサービスを提供する金融会社です。主な取り扱い商品には、フリーローン、おまとめローン、ビジネスローン、不動産担保ローンなどがあります。

特に ビジネスローン は、個人事業主や法人の事業資金ニーズに対応し、迅速かつ柔軟な融資を実施。オンラインでの申し込みは 24時間365日対応可能 で、最短30分での審査・融資も可能です。

区分 ノンバンク
融資限度額 500万円
金利 4.8%~18.0%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・新規開業資金や急な運転資金など幅広いビジネスシーンで利用可能
・スピーディーな融資
・24時間365日申し込み可能
・柔軟な審査基準
・全国対応

会社名 株式会社K・ライズホールディングス
登録番号 高知県知事(4)第01519号
日本貸金業協会会員 第005847号
住所 高知県高知市杉井流5-18
電話番号 0570-055-126 
FAX番号
営業時間 不明

プロミス

個人事業主の資金調達をサポート!プロミス「自営者カードローン」は事業を運営する上で、急な資金ニーズ に対応できる柔軟なローンがあると心強いものです。プロミスの「自営者カードローン」は、個人事業主の方を対象 としたローンサービスで、最大300万円 まで借入可能。事業資金だけでなく、プライベートな用途 にも利用できるため、事業と個人の資金管理をスムーズに行えます。
申し込みは 24時間365日 受け付けており、インターネットから簡単に手続き可能。さらに、スピーディーな審査と融資 により、急な資金調達にも対応できるのが大きな魅力です。例えば、運転資金や設備投資、仕入れ資金 など、さまざまな用途で活用できます。また、必要書類も本人確認書類 と 事業内容を確認できる書類(例:確定申告書) のみとシンプル。手続きが簡単で、事業を営む方の負担を最小限に抑えられます。。

区分 ノンバンク
融資限度額 300万円
金利 6.3%~17.8%
審査日数 最短即日
入金スピード 最短即日
担保・保証人 不要
対象エリア 全国
メリット
・事業資金はもちろん、プライベートな支出にも利用OK
・24時間365日申し込み可能、オンラインでいつでも手続き可能
・スピーディーな審査・融資
・必要な資金を柔軟に借入れ可能
・全国対応

会社名 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
登録番号 関東財務局長(14)第00615号
住所 〒135-0061 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル
電話番号 (03)6887-1515
FAX番号 非公開
営業時間 不明

ビジネスローンを急ぎで借りる方法のまとめ

急な出費が必要になって手持ちがないので、急ぎで資金調達したいと思うこともあるかもしれません。
そのような場合にはビジネスローン、しかもノンバンクの提供するビジネスローンを利用するといいでしょう。
審査がスピーディなので、最短即日融資で対応してもらえるかもしれないからです。

即日融資で急ぎの借入を希望するなら、午前中に早めの申し込みを心がける、申し込みをスムーズに進めるために必要書類をあらかじめ準備しておくなどの対策が必要です。
ノンバンクは急ぎの際にも融資までスピーディなのは魅力ですが、金利は高めに設定されている点にも注意してください。
返済期間が長引くと支払う利息も多くなってしまうので、お金が入ってきたら極力返済に優先的に回し、できるだけ返済期間を短くすることも大事です。