ビジネスローンの金利相場は、銀行系で年1%〜15%、ノンバンク系で年3%〜20%程度が目安で、提供主体や商品によって幅があります。金利は「最低金利」だけでなく総返済額で比較することが重要で、返済期間や担保の有無によっても実際の負担は変わります。
この記事では、ビジネスローンの金利について解説します。また、低金利で借りるコツや10社の比較、選び方の注意点、利息負担を抑える返済方法もあわせて紹介します。
この記事を読めば、金利の妥当性を見極めて総コストで判断できるようになるので、できるだけ低金利で借りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ビジネスローンの金利の相場は?

ビジネスローンの金利は、提供する金融機関の種類によって幅が大きく異なります。一般的に銀行系は低めの水準、ノンバンク系はやや高めの水準に設定される傾向にあり、借入額や返済期間によっては、年間の利息負担に大きな差が出る場合があります。
ここでは、金融機関の種類ごとに金利の相場を整理します。
ノンバンク
ノンバンク系のビジネスローンは、商品により年3%台〜20%程度まで幅があります。事業者向けに特化した商品設計が多く、銀行融資が難しいケースや短期的な資金ニーズでも選択肢を持ちやすい点が特徴です。
融資実行までのスピードや審査の柔軟性を重視する事業者から選ばれている一方、銀行系より金利の上限が高くなる傾向があるため、借入額と返済期間を踏まえた総返済額の試算が欠かせません。担保や売掛債権など、活用できる資産があれば下限金利寄りの商品を選びやすくなる点も押さえておきたいポイントです。
メガバンク
メガバンクのビジネスローンは、年利1.0%〜14.0%程度が一般的な水準です。近年は、決算書や来店を必要としないオンライン融資サービスも増えており、銀行口座の入出金データを活用した自動審査により、最短2営業日程度で融資実行できる商品も登場しています。
金利水準は低い一方、審査基準は比較的厳しく、決算内容や財務状況の安定性が重視されます。メガバンクの信頼性と低金利を活かしたい、一定規模以上の法人に適した選択肢といえます。
地方銀行・信用金庫

地方銀行や信用金庫のビジネスローンは、年利2.0%〜15.0%程度が相場です。地域経済とのつながりを重視した商品設計が多く、業績回復段階の法人向けに金利優遇の仕組みを設けたプランや、設備投資・運転資金など事業フェーズに合わせた商品が用意されている場合があります。
地域密着型で対面の相談がしやすい一方、申込から融資実行まで一定の日数を要するため、急ぎの資金需要には適していません。地元で長期的な取引関係を築きたい事業者にとっては、資金調達と経営相談の両方を相談しやすい存在です。
ネット銀行
ネット銀行のビジネスローンは、年利1.0%〜14.0%程度です。Web完結で手続きが可能な商品が多く、決算書提出や担保が原則不要の商品もありますが、法人契約では代表者保証が必要になる場合があります。
最短2営業日で融資実行できるスピード感も特徴で、実店舗を持たないコスト構造を活かし、メガバンクに近い低金利水準を実現しています。来店せず短時間で銀行系の融資を受けたい法人にとって、検討しやすい選択肢といえます。
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫の利率は、融資制度・事業区分・担保の有無・貸付期間によって異なります。2026年5月時点では、国民生活事業の無担保基準利率は3%台半ば〜5%前後、特別利率や有担保条件ではこれより低い水準が適用される場合があります。
中小企業事業も貸付期間により2%台後半〜3%台後半などの幅があり、創業期の事業者や政策対象となる中小企業向けに、民間金融機関より優遇された公的融資制度が複数用意されています。
最新の利率は公式サイトで毎月公表されているため、申込前に必ず確認することが推奨されます。ただし、面談を含む審査プロセスに時間がかかる点や、創業計画書などの書類準備が必要な点には注意が必要です。
ビジネスローンの金利が高めに設定される理由

ビジネスローン、特にノンバンク系の商品は、銀行系と比べて金利が高めに設定されるケースが目立ちます。これは金融機関の貸し倒れリスクや審査体制、商品設計の違いに起因します。ここでは金利が高めになる主な3つの理由を解説します。
審査が比較的柔軟なため
ノンバンク系のビジネスローンは、銀行系と比較して審査で確認する観点や判断基準が異なり、申込対象が広い商品が多くあります。決算書1期分のみでの審査や、赤字決算でも申込可能な商品、税金滞納があっても相談に応じる業者など、銀行融資が難しいケースでも借り入れの選択肢を持てる点が特徴です。
一方で、申込対象を広げる分、貸出後の貸し倒れリスクは銀行融資より相対的に高くなります。金融機関側はこのリスクを金利に反映させて回収する必要があるため、結果として銀行融資より金利水準が上振れする構造です。
審査から融資実行までのスピードが速いため
ビジネスローンの中には、申込当日や翌日に融資実行できる商品も少なくありません。短時間で審査・融資を完結させるためには、与信判断を簡素化しつつ、人的・システム的なコストをかけて運用する必要があります。
銀行融資のように決算書3期分や事業計画書を細かく審査して時間をかける方式と比べ、判断材料が少ない分だけ貸し倒れリスクは相対的に高くなります。金融機関はこの「速さ」を提供するコストとリスクを、金利という形で利用者に転嫁しているのが実情です。
貸し倒れリスクを補てんするため

ビジネスローンは、無担保または第三者保証人不要で利用できる商品が多い一方、法人契約では代表者保証が求められる場合があります。担保や第三者保証人がない貸付は、返済が滞った際の回収可能性が低くなるため、貸し手にとってはリスクが大きくなります。
また、中小企業や個人事業主向けの事業者ローンは、業績変動の影響を受けやすい層を対象とするため、デフォルト率も相対的に高い傾向にあります。金融機関はこうした貸し倒れ損失を全体の利息収入で吸収する必要があり、その分が金利に上乗せされる構造です。
一定の担保や保証を付けると金利が下がる商品が多いのは、リスク補てん幅が小さくなるためです。
ビジネスローンの金利はどのように決まる?
同じビジネスローン商品でも、利用者ごとに適用される金利は異なります。金利は、商品ごとの金利範囲・借入額・審査結果を中心に、担保や保証の有無、返済期間、金融市場の状況、金融機関との取引状況などを踏まえて決まる仕組みです。ここでは特に影響の大きい3要素から解説します。
各ローンに設定された金利の範囲
ビジネスローンには「年利◯%〜◯%」のように下限金利と上限金利の幅が設定されています。商品ごとに金利のレンジが異なり、銀行系は下限が低めに、ノンバンク系は上限が高めに振れる傾向にあります。
下限金利は信用力の高い利用者・高額借入が前提となるケースが多く、実際に適用される金利は中央〜上限寄りになる場合が一般的です。広告で目を引く「◯%〜」の下限金利だけで判断せず、上限金利まで確認しておくことが基本となります。
借入額
商品によっては、借入可能額や契約枠に応じて金利の上限・下限が変わる場合があります。借入額が大きいほど下限金利寄りに設定される商品もあり、これは、貸し手側のコストや事務負担に対する金利収入の効率が、借入額が大きい方が高くなるためです。
ただし、最終的な適用金利は審査結果で決まるため、事業計画に必要な資金額を精査した上で、自社のキャッシュフローに見合う借入額で申し込むことが基本となります。
審査結果
事業者の信用力・財務状況によって、最終的に適用される金利は変動します。決算内容、税金滞納の有無、既存借入の状況、事業歴、業種、代表者の信用情報などが総合的に判断され、商品の金利範囲の中で個別の利率が確定する仕組みです。
黒字決算で財務体質が良好な事業者には下限近い金利が、赤字決算や事業歴が浅い事業者には上限に近い金利が適用される傾向があります。業績の改善が金利条件に反映される商品もあるため、決算改善は中期的に金利負担を軽くする効果が期待できます。
ビジネスローンを低金利で借りるポイント

ビジネスローンを低金利で借りるためには、申込前の準備と工夫で適用金利を引き下げる余地があります。ここでは、すぐに実践できる4つのポイントを紹介します。
複数のビジネスローンを比較する
最も基本かつ効果が大きいのが、複数のビジネスローンを比較することです。同じ金額・同じ期間で借りても、商品によって年利1.0%〜数%の差が出るため、借入額や返済期間によっては、総利息に数十万円単位の差が出る場合もあります。
比較する際は下限金利だけでなく上限金利、融資限度額、融資実行までの日数、担保・保証人の要否、繰り上げ返済の可否などを総合的にチェックします。
銀行系・ネット銀行・ノンバンクをまたいで3〜5社程度を並べて検討すると、自社の条件で実際に適用されそうな金利の見当がつきやすくなります。
信用力を高める
事業者としての信用力が高いほど、低金利での借り入れに近づきます。具体的には、直近の決算で黒字を確保する・税金や社会保険料の滞納を解消する・既存借入の延滞をなくす・代表者個人の信用情報に延滞や金融事故情報が登録されないよう返済管理を徹底する、といった点が挙げられます。
また、決算書だけでなく試算表や資金繰り表など、補足資料を整えて提出すると、事業の安定性をアピールできます。創業期の事業者であっても、創業計画書や売上見込みの根拠資料を丁寧に準備することで、審査担当者の判断材料を増やすことが可能です。
担保や保証人をつける
担保不動産や有価証券、売掛債権、車などを担保として提供することで、無担保ローンよりも金利が抑えられる場合があります。担保によって貸し手側のリスクが下がるため、無担保のビジネスローンと比べて金利水準が低めに設定される傾向にあります。
ただし、登記費用や事務手数料、担保評価の手続きも発生するため、金利だけでなく総コストで比較することが基本です。信用保証協会の保証付き融資は、銀行融資の中で低金利を実現しやすい選択肢の一つですが、別途信用保証料が発生する点も踏まえて判断します。
返済期間を見直す
返済期間の設定によっても、適用金利と総返済額は変わります。返済期間が長いと月々の返済負担は軽くなる一方、支払う利息の総額は増加します。逆に、返済期間を短く設定すると総利息は抑えられますが、月々の返済負担は重くなります。
事業のキャッシュフローを踏まえて、返済を継続できる範囲で、なるべく短めの期間を選ぶのが基本的な考え方です。商品によっては期間に応じて金利が変動するケースもあるため、申込前に複数の期間パターンでシミュレーションを行うと判断しやすくなります。
低金利が期待できるビジネスローン10選

ここでは、金利・融資額・審査スピードを比較しやすいビジネスローンを10社紹介します。商品ごとに対象者・融資額・金利範囲が異なるため、自社の状況に合うものを比較検討してみてください。
| 会社名 | 対象 | 金利 | 融資可能額 | 入金スピード | 公式HP |
|---|---|---|---|---|---|
| アクトウィル | 法人 | 5.0%~20.0% | 〜1億円 | 最短即日 | アクトウィル公式HP |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 法人 | 0.8%~14.0%(Biz LENDING) | 〜1,000万円(Biz LENDING) | 最短2営業日 | 三菱UFJ銀行公式HP |
| 株式会社GMOあおぞらネット銀行 | 法人 | 0.9%~14.0%(あんしんワイド) | 〜1,000万円(あんしんワイド) | 最短2営業日 | GMOあおぞらネット銀行公式HP |
| PayPay銀行株式会社 | 法人・個人事業主 | 1.8%~13.8% | 10万円〜1,000万円 | 要問い合わせ | PayPay銀行公式HP |
| 株式会社十六銀行 | 法人 | 3.6%以上(変動金利・じゅうろくビジネスエフォートローン) | 1,000万円〜1億円 | 要問い合わせ | 十六銀行公式HP |
| 株式会社東京スター銀行 | 法人・個人事業主 | 4.5%〜14.5%(スタービジネスカードローン) | 50万円〜1,000万円(スタービジネスカードローン) | 要問い合わせ | 東京スター銀行公式HP |
| AGビジネスサポート | 法人・個人事業主 | 3.1%~18.0% | 50万円~1,000万円 | 最短即日 | AGビジネスサポート公式HP |
| ニチデン | 法人・個人事業主 | 4.8%~17.52% | 〜1億円 | 最短即日 | ニチデン公式HP |
| ドコモ・ファイナンス(旧オリックス・クレジット) | 業歴1年以上の個人事業主・法人代表者 | 4.8%~18.0% | 10万円~1,000万円 | 最短即日 | ドコモ・ファイナンス公式HP |
| ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ | 法人・個人事業主 | 8.0%~14.9% | 100万円~5,000万円 | 最短1日 | ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ公式HP |
アクトウィル

引用元:アクトウィル公式HP
メリット
- 最大1億円までの大型融資が可能
- 法人向け事業資金融資の専門ノンバンク
- 事業計画を踏まえた柔軟な相談対応
アクトウィルは、中小企業の事業資金調達を専門に支援するノンバンクです。信用保証・不動産担保・商業手形・有価証券・売掛債権まで複数の融資商品を用意しており、事業状況や保有資産に合わせて自社に合う商品を選べる点が特徴です。
画一的なスコアリング審査ではなく、担当者が事業内容や資金計画を踏まえて条件を提案するため、銀行融資が難しいケースや、複数の資金調達手段を組み合わせたい場合にも相談しやすい体制を整えています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | アクトウィル株式会社 |
| 区分 | ノンバンク(事業者金融) |
| 融資可能額 | ~1億円 |
| 金利 | 5.0%~20.0% |
| 審査日数 | 最短60分 |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 担保・保証人 | 代表者連帯保証があれば原則第三者保証人・担保不要。商品により担保が必要な場合あり |
| 対象事業者 | 法人 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 東京都知事(5)第31521号 |
| 住所 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 |
| 営業時間 | 平日10:00~18:00 |
| 電話番号 | 03-5944-9168 |
| HP | アクトウィル公式HP |
三菱UFJ銀行

引用元:三菱UFJ銀行公式HP
メリット
- 最大1,000万円までの法人向け融資
- 来店不要のオンライン申込
- 最短2営業日で融資実行
三菱UFJ銀行が提供するオンライン融資サービス「Biz LENDING」は、メガバンクの審査基盤と銀行口座の入出金データを活用した、データドリブン型の法人向けビジネスローンです。
決算書や来店を必要としない申込フローと、自動化された与信判断により、銀行融資ならではの信頼性とオンライン審査のスピード感を両立しています。日常的に法人口座で取引データが蓄積されている事業者にとっては、追加書類の準備負担を抑えながら銀行系の融資を受けられる選択肢になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社三菱UFJ銀行 |
| 区分 | メガバンク |
| 融資可能額 | 〜1,000万円(Biz LENDING) |
| 金利 | 0.8%~14.0%(Biz LENDING) |
| 審査日数 | 最短2営業日 |
| 入金スピード | 最短2営業日 |
| 担保・保証人 | 原則不要(決算書不要・来所不要) |
| 対象事業者 | 法人 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 関東財務局長(登金)第5号 |
| 住所 | 〒100-8388 東京都千代田区丸の内2-7-1 |
| 営業時間 | 平日 9:00〜15:00 |
| 電話番号 | 0120-860-777 |
| HP | 三菱UFJ銀行公式HP |
GMOあおぞらネット銀行

引用元:GMOあおぞらネット銀行公式HP
メリット
- 決算書・担保・保証人不要のWeb完結
- 最大1,000万円までの借入可能
- 最短2営業日のスピード融資
GMOあおぞらネット銀行が提供する「あんしんワイド」は、融資枠を契約しておけば必要なときだけ借入・返済を繰り返せる、利用枠型のビジネスローンです。決算書や担保・保証人を求めない設計と、ネット銀行ならではのWeb完結フローにより、申込から契約まで来店不要で進められる点が特徴です。
法人口座とのデータ連携を前提とした審査体制のため、急な運転資金の不足や短期的なつなぎニーズが発生したときに、機動的に活用しやすい商品といえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社GMOあおぞらネット銀行 |
| 区分 | ネット銀行 |
| 融資可能額 | 〜1,000万円(あんしんワイド) |
| 金利 | 0.9%~14.0%(あんしんワイド) |
| 審査日数 | 最短2営業日 |
| 入金スピード | 最短2営業日 |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 対象事業者 | 法人 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 関東財務局長(登金)第665号 |
| 住所 | 〒106-6121 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー21F |
| 営業時間 | 平日9:00~17:00 |
| 電話番号 | 03-6387-3213 |
| HP | GMOあおぞらネット銀行公式HP |
PayPay銀行

引用元:PayPay銀行公式HP
メリット
- 1.8%〜13.8%のネット銀行水準の低金利
- 最大1,000万円までの法人向けビジネスローン
- 来所不要・原則書類不要のWeb完結申込
PayPay銀行の法人向けビジネスローンは、銀行口座に直接借入枠を付与し、必要なときに何度でも借入・返済を繰り返せる仕組みを採用しています。来店不要・原則書類不要のWeb完結フローにより、申込から借入まで日常の銀行取引と同じ感覚で利用できる点が特徴です。
担保は不要ですが、法人契約では原則として代表者の連帯保証が必要です。必要書類は原則不要としつつも、審査過程で追加の提出を求められる場合があるため、申込前に最新の条件を確認することが望まれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | PayPay銀行株式会社 |
| 区分 | ネット銀行 |
| 融資可能額 | 10万円〜1,000万円 |
| 金利 | 1.8%~13.8% |
| 審査日数 | 要問い合わせ |
| 入金スピード | 要問い合わせ |
| 担保・保証人 | 担保不要・法人は原則代表者の連帯保証が必要 |
| 対象事業者 | 法人・個人事業主 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 関東財務局長(登金)第624号 |
| 住所 | 〒163-0419 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル |
| 営業時間 | 24時間365日利用可能 |
| 電話番号 | 要問い合わせ |
| HP | PayPay銀行公式HP |
十六銀行

引用元:十六銀行公式HP
メリット
- 3.6%以上の地方銀行水準の変動金利
- 業績改善時に契約利率から1%引き下げの仕組み
- 運転資金・設備資金など事業用途に対応
十六銀行の「じゅうろくビジネスエフォートローン」は、一定規模以上で赤字項目を抱えた法人を対象とした、業績回復支援型の事業資金商品です。契約期間中は決算期ごとに業績見直しが行われ、3つの損益(営業損益・経常損益・当期損益)すべてが黒字に転じた場合に、契約時の利率から金利を引き下げる仕組みが設けられています。
赤字決算によって銀行融資の選択肢が狭まりがちな法人にとって、業績改善後の金利インセンティブを見据えながら継続的に資金調達できる、地域密着型の銀行ならではの設計といえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社十六銀行 |
| 区分 | 地方銀行 |
| 融資可能額 | 1,000万円〜1億円 |
| 金利 | 3.6%以上(変動金利・じゅうろくビジネスエフォートローン) |
| 審査日数 | 要問い合わせ |
| 入金スピード | 要問い合わせ |
| 担保・保証人 | 要問い合わせ |
| 対象事業者 | 法人(売上高5億円超・3損益いずれか赤字・債務超過でない) |
| 対象エリア | 要問い合わせ |
| 登録番号 | 東海財務局長(15)第00039号 |
| 住所 | 〒500-8516 岐阜県岐阜市神田町8-26 |
| 営業時間 | 平日 9:00~15:00 |
| 電話番号 | 058-265-2111 |
| HP | 十六銀行公式HP |
東京スター銀行

引用元:東京スター銀行公式HP
メリット
- 4.5%〜14.5%の低金利
- 無担保・保証人なし
- 法人・個人事業主の双方が利用可能
東京スター銀行が提供する「スタービジネスカードローン」は、個人事業主や法人代表者を対象に、無担保・保証人なしで事業資金を調達できるカードローンタイプの商品です。利用枠の範囲内で繰り返し借入・返済ができる仕組みで、資金使途は自由なため、運転資金から急な支払いまで柔軟に活用できます。
申込から契約まで来店不要で、全国どこからでも申し込めるうえ、契約後は全国の提携金融機関ATMやスマホ・PCのオンラインバンキング経由で借入・返済が可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社東京スター銀行 |
| 区分 | 銀行 |
| 融資可能額 | 50万円〜1,000万円(スタービジネスカードローン) |
| 金利 | 4.5%〜14.5%(スタービジネスカードローン) |
| 審査日数 | 審査最短5日 |
| 入金スピード | 要問い合わせ |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 対象事業者 | 法人・個人事業主 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 関東財務局長(登金)第579号 |
| 住所 | 〒107-8480 東京都港区赤坂2-3-5 赤坂スタービル |
| 営業時間 | 平日 9:00~15:00 |
| 電話番号 | 0120-81-7887 |
| HP | 東京スター銀行公式HP |
AGビジネスサポート

引用元:AGビジネスサポート公式HP
メリット
- Web完結のスピーディーな申込が可能
- 運転資金・つなぎ資金など幅広い用途に対応
- 法人・個人事業主の双方が利用可能
AGビジネスサポートが提供するビジネスローンは、銀行融資と比べて柔軟な審査体制を打ち出した、法人・個人事業主向けの事業者ローンです。運転資金やつなぎ資金など、事業目的に応じた幅広い用途に活用できる商品設計になっています。
申込から契約までWeb完結で進められるため、来店の手間をかけずスピーディーに資金調達したい事業者が検討しやすい点も特徴です。法人契約では原則として代表者の連帯保証が必要となるほか、適用金利には幅があるため、借入条件や返済計画を事前に確認したうえで検討することが基本となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | AGビジネスサポート株式会社 |
| 区分 | ノンバンク |
| 融資可能額 | 50万円~1,000万円 |
| 金利 | 3.1%~18.0% |
| 審査日数 | 最短即日 |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 担保・保証人 | 法人は代表者連帯保証。第三者保証人・物的担保は原則不要 |
| 対象事業者 | 法人・個人事業主 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 関東財務局長(9)第01262号 |
| 住所 | 東京都港区芝2-31-19 |
| 営業時間 | 平日9:30~18:00 |
| 電話番号 | 0120-027-120 |
| HP | AGビジネスサポート公式HP |
ニチデン

引用元:ニチデン公式HP
メリット
- 4.8%〜17.52%・最大1億円の大型融資に対応
- 運転資金・設備投資・納税資金など幅広い用途
- 担保・保証人は原則不要
ニチデンの事業者ローンは、運転資金・設備投資資金・納税資金など、事業に必要なまとまった資金を幅広い用途で調達できる商品です。担保・保証人は原則不要としており、迅速な対応と長期返済プランの相談に応じる柔軟さが特徴です。
ただし、融資対象地域は大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・奈良県・滋賀県・三重県に限定されているため、申込時には事業所所在地が対象範囲か事前に確認する必要があります。近畿圏で事業を営む法人・個人事業主が、地元に根ざしたノンバンクから資金調達したい場合に検討しやすい商品といえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社日電社 |
| 区分 | ノンバンク |
| 融資可能額 | 〜1億円 |
| 金利 | 4.8%~17.52% |
| 審査日数 | 最短即日 |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 担保・保証人 | 原則不要(審査結果により代表者保証) |
| 対象事業者 | 法人・個人事業主 |
| 対象エリア | 大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・奈良県・滋賀県・三重県 |
| 登録番号 | 大阪府知事(06)第12923号 |
| 住所 | 〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル14F |
| 営業時間 | 平日 9:00~17:00 |
| 電話番号 | 06-6345-6677 |
| HP | ニチデン公式HP |
ドコモ・ファイナンス(旧オリックス・クレジット)

引用元:ドコモ・ファイナンス公式HP
メリット
- 完済型・カードローン型の2タイプから選択可能
- Web完結・来所不要の手続き
- 4.8%〜の借入可能な料金体系
ドコモ・ファイナンスが提供する「BUSINESS LOAN」は、法人経営者・個人事業主が個人契約で利用するタイプのローンです。資金使途や利用スタイルに応じて「完済型」と「カードローン型」の2種類から選べる点が特徴で、申込から契約までWeb完結で進められる利便性も備えています。
完済型はまとまった資金を計画的に返済したい事業者向け、カードローン型は限度額の範囲内で繰り返し借入・返済を行いたい事業者向けという棲み分けです。法人契約のカードローンではないため、法人名義での借入を想定している場合は事前に条件確認が必要となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ドコモ・ファイナンス |
| 区分 | ノンバンク |
| 融資可能額 | 10万円~1,000万円 |
| 金利 | 4.8%~18.0% |
| 審査日数 | 最短60分 |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 対象事業者 | 業歴1年以上の個人事業主・法人代表者 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 関東財務局長(15)第00170号 |
| 住所 | 〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR |
| 営業時間 | 要問い合わせ |
| 電話番号 | 要問い合わせ(商品ごとの問い合わせ窓口あり) |
| HP | ドコモ・ファイナンス公式HP |
ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ

引用元:ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ公式HP
メリット
- 8.0%〜14.9%・100万円〜5,000万円の融資範囲
- 専任担当者によるきめ細かな相談対応
- 手形割引・電子債権割引・売掛債権担保融資など多様なサービス
ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ(JFS)は、ビジネスローンに加えて、手形割引・電子債権割引・売掛債権担保融資・不動産担保融資など、複数の金融サービスを扱う中小企業向けの総合金融サービス企業です。
専任担当者が資金ニーズを丁寧にヒアリングしたうえで条件を提案するスタイルのため、画一的なオンライン審査では対応しにくい複雑な資金調達ニーズや、複数の金融サービスを組み合わせたい事業者が、サブバンク的な相談先として検討しやすい体制を整えています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ |
| 区分 | ノンバンク |
| 融資可能額 | 100万円~5,000万円 |
| 金利 | 8.0%~14.9% |
| 審査日数 | 最短1日 |
| 入金スピード | 最短1日 |
| 担保・保証人 | 原則不要 |
| 対象事業者 | 法人・個人事業主 |
| 対象エリア | 全国 |
| 登録番号 | 関東財務局長(14)第01468号 |
| 住所 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス6F |
| 営業時間 | 平日 9:00〜18:00 |
| 電話番号 | 0120-959-977 |
| HP | ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ公式HP |
低金利のビジネスローンを選ぶ際の注意点

「年利◯%〜」という下限金利の数字だけで選ぶと、実際の借入条件と乖離した期待値で契約してしまうことがあります。低金利のビジネスローンを選ぶ際は、以下4つのポイントを併せて確認します。
下限金利だけでなく上限金利も確認する
広告に大きく表示される下限金利は、信用力が高い利用者・高額借入が前提となるケースが多く、実際の適用金利は上限に近づく可能性があります。例えば「年利3.0%〜18.0%」の商品で実際に適用されたのが年利15.0%だった、というケースは珍しくありません。
商品選定時には下限金利だけでなく、上限金利まで確認し、上限金利が適用された場合でも、事業の返済計画に支障が出ない水準かを試算しておくことが重要です。複数商品を比較する際は、上限金利での試算結果も並べると判断しやすくなります。
融資実行までにかかる時間を確認する
ビジネスローンによって、申込から融資実行までの所要日数は大きく異なります。Web完結型のネット銀行系では、商品によって最短2営業日で融資実行できるものもあり、ノンバンク系の即日対応商品は申込当日に資金化できるケースがある一方、地方銀行や信用金庫、日本政策金融公庫は数週間〜1ヶ月程度かかることもあります。
資金が必要な期日から逆算して、間に合うスピードの商品を選ぶ視点が欠かせません。低金利を優先するあまり審査期間が長い商品を選んでしまい、必要なタイミングに資金が間に合わない事態を避ける必要があります。
借入可能額を確認する
商品ごとに借入限度額は異なり、最大1,000万円までの商品もあれば、最大1億円〜数億円まで対応できる商品もあります。事業計画上必要な金額が、選んだ商品の限度額に収まるかは事前確認が必要です。
また、限度額が大きくても、実際に審査で承認される金額は事業規模や財務状況によって変動します。希望額に届かなかった場合に複数社で組み合わせるのか、別商品に切り替えるのかも含めて、複数のシナリオを想定しておくと安心です。
返済期間と総返済額を確認する
金利の数字だけでなく、返済期間と総返済額も含めて比較することが大切です。例えば年利10%で3年返済する商品と、年利12%で1年返済する商品では、年利が低い前者の方が総支払額は多くなるケースもあります。
月々の返済額・返済期間・総返済額の3点をシミュレーションで比較し、自社のキャッシュフローと整合する条件を選ぶことが、結果的に資金繰りを安定させる近道となります。多くの金融機関でシミュレーターが提供されているため、申込前に複数パターンを試算することが推奨されます。
ビジネスローンの利息の負担を抑えるポイント

契約後の利息負担を抑えるためには、借入条件の交渉だけでなく、返済方法の工夫が効きます。ここでは実践的な2つのポイントを紹介します。
繰り上げ返済を活用する
繰り上げ返済は、毎月の約定返済とは別に、まとまった資金で元金の一部または全部を前倒しで返済する方法です。利息は残元金に対して計算されるため、元金を早く減らすほど、その後に支払う利息の総額を圧縮できる効果があります。
売掛金の入金が想定より早かったときや、想定外の収益が出たタイミングで繰り上げ返済を行うと、利息負担の圧縮効果は大きくなります。ただし、商品によっては繰り上げ返済手数料が発生する場合や、繰り上げ返済自体が不可な商品もあるため、契約前に条件を確認することが基本です。
余裕がある場合は早期完済を検討する
事業のキャッシュフローに十分な余裕が生まれた場合は、早期完済も選択肢に入れます。早期完済は繰り上げ返済の延長線上にあり、残債務を一括で返済することで、契約期間中に支払う予定だった利息をまとめて節約できる方法です。
一方で、運転資金を全て返済に回してしまうと、想定外の事態が発生したときの資金繰りに影響が出ます。事業の安定運営に必要な手元資金を確保した上で、余剰分で完済する判断が現実的です。早期完済の手数料の有無も商品ごとに異なるため、事前確認を行います。
ビジネスローンの金利に関するよくある質問

最後に、よく寄せられる以下の質問に回答していきます。
ビジネスローンの金利が高いのはなぜですか?
ビジネスローンは、銀行融資と比べて審査が柔軟で、融資実行までのスピードが速い商品が多いという特徴があります。迅速な資金調達や柔軟な審査に対応している分、商品設計上のリスクを金利に反映させる必要があり、結果として金利が高めに設定される場合があります。
担保不要・第三者保証人不要で利用できる商品がある一方、法人契約では代表者保証が必要になる場合があり、こうした貸し手側のリスク補てんが金利に上乗せされる要因にもなっています。
ビジネスローンの審査は金利に影響しますか?
審査結果は適用金利に大きく影響します。商品ごとに「年利◯%〜◯%」という金利範囲が設定されており、その範囲のどこに着地するかは、決算内容・税金滞納の有無・既存借入の状況・事業歴・業種・代表者の信用情報などを総合的に判断して決まります。
財務体質が良好で事業歴が長い事業者には下限近い金利、赤字決算や事業歴が浅い事業者には上限に近い金利が適用される傾向にあります。決算改善や、延滞や金融事故情報を残さないよう返済管理を徹底することは、適用金利を引き下げる中期的な施策として有効です。
ビジネスローンの金利を下げるコツは?
主なコツは4つあります。1つ目は複数のビジネスローンを比較し、自社の条件に最も合う商品を選ぶことです。2つ目は黒字決算や税金滞納の解消などで信用力を高め、より低い金利が適用される状態を作ることです。
3つ目は不動産・有価証券・売掛債権などの担保提供や、信用保証協会の保証付き融資を活用し、貸し手側のリスクを下げて金利を引き下げる方法です。4つ目は返済期間を短めに設定して総利息を抑える方法です。これらを組み合わせると、適用金利と総返済額の両方を抑えやすくなります。
まとめ

この記事では、ビジネスローンの金利について解説しました。ビジネスローンの金利は、銀行系・ネット銀行・ノンバンク・日本政策金融公庫といった業態によって幅があり、自社の信用力や担保の有無、返済期間によって適用される利率が変動するため、複数の商品を比較して総返済額で判断することが重要です。
この記事を参考に、自社に合う金利条件の商品を選び、安定した資金繰りで事業を進めていきましょう。
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